マルティンの復帰近づく。アプリリア牽引してきたベッツェッキ「何を期待すべきか分からない」
アプリリアのマルコ・ベッツェッキは、ホルヘ・マルティンの復帰を控えて、影響を受けることはないと語った。
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing
写真:: Alexander Trienitz
アプリリアのマルコ・ベッツェッキは、昨季MotoGP王者であるホルヘ・マルティンの復帰を前に、歓迎するものの自分の態度を変えるつもりはないと語った。
前戦オランダGPで2度の表彰台を獲得し、ドイツGPのスプリントで2位となっていたベッツェッキは、ドイツGP決勝に大きな期待を寄せていたが、クラッシュによりレースを終えることになってしまった。
ベッツェッキは3番グリッドから素晴らしいスタートを切った後、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)の転倒により2番手に浮上。首位のマルク・マルケス(ドゥカティ)を追った。
しかしベッツェッキは、このレースで多くのライダーが転倒した”魔のターン1”の餌食となり、22周目に転倒。10人しかフィニッシュできなかったサバイバルレースをリタイアで終えた。
ピットに戻った後、ベッツェッキはメディアに対し、転倒した周は他の周と比べてほとんど何も変えていなかったと述べたが、事故の原因は理解できると語った。
「それまでの周と同じ場所でブレーキをかけたんだけど、今回は少し優しくブレーキをかけたんだ。それがブレーキング時にバイクがオーバーステアにならなかった理由かもしれない。コーナーへの進入時、タイヤがまっすぐに並んでいて、リヤタイヤが僕を少し前に押し出したんだ。結局のところ、それがミスだった」
ヤマハのファビオ・クアルタラロとドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、ターン1で風が吹いていたことを指摘し、これが多くのクラッシュの原因になった可能性があると述べた。ただし、ベッツェッキはそれを言い訳にしたくないという。
「確かに少し風はあったが、レース中ずっと吹いていた。それは確かだし不安定だったけど、言い訳はしたくない」
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing Team
写真: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
イギリスGPでアプリリアでの初優勝を果たし、明らかにシーズン序盤よりもパフォーマンスを上げている様子のベッツェッキ。今回もリタイアに終わったとはいえ、上位を走っていたのは間違いない。
その満足感とクラッシュに対する失望感、どちらが大きいのかと聞かれ、彼は成長を実感していると認めた。
「今は、失望感の方が大きいね。それを認めないのは嘘になる。まだ起きたばかりの出来事だからね。でも僕たちは成長している。チームは素晴らしい仕事をしているんだ」
「そして僕のライダーとしての成長とバイクの進化、そしてそれに情熱を注いでくれるチームのみんなに満足しているんだ。今は失望感が60対40で優勢だけど、明日にはそれが逆転するかもしれない」
ベッツェッキは次戦チェコGPで挽回を狙うが、チームにとってもこのレースは重要な1戦となる。マルティンが復帰するからだ。
昨季のチャンピオンであるマルティンは、アプリリアを引っ張る存在として期待されプラマックから移籍したが、プレシーズンテストでの転倒で負傷。リハビリトレーニング中にも負傷して復帰が遅れると、復帰1戦目となったカタールGP決勝で再び大怪我を負ってしまった。
さらにマルティンは、アプリリアで1戦も戦いきっていない状態でチーム離脱の意向を示したが、どうらやそれは実現しなさそうは風向きとなっている。
マルティンが不在の間、アプリリアの開発も主導してきたベッツェッキはチームメイトの復帰を楽しみにしてはいるものの、マルティンに影響されることはないと語った。
「正直、彼の復帰について何を期待すべきか分からない。期待を創り出すのは僕ではない。それは彼次第だ」
「彼が戻ってくるのは間違いなく良いことだ。4月から離脱していたので、彼を歓迎する。全体的に言って、再び彼を見られるのは素晴らしいことだ。彼の復帰に何を期待すべきかわからないけど、僕が影響を受けることもない。態度を変えるつもりもないよ……」
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