「この勝利はロッシとアカデミーのおかげ」アルゼンチンGP独走勝利のベッツェッキ、師匠に感謝の言葉

　MotoGP第2戦アルゼンチンGPで初優勝を達成したマルコ・ベッツェッキ（VR46）は、今回の結果はバレンティーノ・ロッシのおかげだと語った。

　2021年シーズンにVR46からデビューしたベッツェッキ。雨となったアルゼンチンGP決勝でライバルを突き離し独走優勝を果たし、VR46チームとしてもこれが初優勝となった。

　初優勝を喜ぶベッツェッキだが、彼は今回の勝利がVR46アカデミー、そしてバレンティーノ・ロッシのおかげだと感謝している。

「バレンティーノ・ロッシ、そしてアカデミーがなければ僕がここまで来ることは不可能だった」

「家族のサポートがあったとしても大変だっただろう。バレンティーノ・ロッシは僕にライダーとして、そして人として成長するチャンスだけでなく、MotoGPにデビューする機会を与えてくれた。だから、彼には感謝している」

　なおベッツェッキはアルゼンチンGPを勝利し、さらにフランチェスコ・バニャイヤ（ドゥカティ）が決勝で転倒しノーポイントに終わったことで、ポイントランキング首位に浮上した。ただ、彼はタイトル争いについて考えるにはまだ早いと語っている。

「時期尚早だ。まだ2戦を終えただけなんだ」

「次はアメリカに向かうことになるけど、あそこは難しいコースだ。そしてマルク・マルケス（レプソル・ホンダ）が無敵だからね。今日を楽しんで、そして毎戦学んでいきたい。（タイトル争いは）今後分かってくるだろう」