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14台ごぼう抜きで勝利! KTMブラッド・ビンダー「これまでで最高のスタートだった!」

MotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースで勝利したブラッド・ビンダーは、レースを振り返ると「これまでで最高のスタートを切った」と語った。

Brad Binder, Red Bull KTM Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 KTMのブラッド・ビンダーはMotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースで勝利。彼はレースを振り返ると「これまでで最高のスタートを切った」と語った。

 ビンダーはこの日、予選でQ1を突破することができずスプリントレースは15番手と後方スタートとなっていた。

 しかし、彼はスタートで良い加速を見せると、午前中の雨の影響でまだ湿っている部分もあるイン側を積極的に通り、ターン1に向けてスルスルとポジションをアップ。オープニングラップで表彰台圏内に浮上してくるごぼう抜きを演じた。

 そこからビンダーはアレックス・マルケス(LCRホンダ)、そしてフランコ・モルビデリ(ヤマハ)も追い抜いてトップに立つと、終盤にかけて後方から迫ってきたマルコ・ベッツェッキ(VR46)を抑えきってトップチェッカー。スプリントレース勝利を持ち帰った。

 稀に見る追い上げぶりとなった今回のスプリントレースだが、ビンダーも過去最高のスタートを切れたと考えている様子だ。

「僕も、これまでで最高のスタートだったと思う。今までも良いスタートはあったけどこれほどのモノじゃなかった」

 ビンダーはDAZNに対してそう語った。

「ターン1に入っていき、そこで譲らないつもりだったんだけど、4番手だが5番手だかでコーナーを立ち上がったときは信じられない気持ちだったよ」

「最後はドゥカティ勢が後ろから迫ってきている音が聞こえていた。彼らも僕をオーバーテイクしようと、とても攻める必要があったようだね。明日はこれを再現したいとは思っているけど、25周あるから全く違う話になってくる。スプリントレースと同じようにアグレッシブにはなれないからね」

 
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