MotoGPの新規開催、興味の声多数! でも「枠がない」と幹部……全22戦維持なら欧州戦が削減か?
MotoGPのスポーティングディレクターを務めるカルロス・エスペレータは、MotoGP開催を希望する声は多いものの、拡大の余地が限られていると語った。
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing
写真:: MotoGP
MotoGPは現在、年間22戦を開催している。新規開催に対する引き合いは強いようだが、MotoGP幹部はカレンダーに拡大の余地が不足していると語った。
MotoGPのレース数は近年徐々に増加を続け、今では過去最大の年間22戦にまで膨らんだ。MotoGPは2025年シーズンの統計を先日発表したが、サーキット観客動員数も過去最多の360万人に、グローバルのファンコミュニティは6億3200万人に達し、2024年と比較して12%の増加を記録したという。
そして、F1オーナー企業でもあるリバティ・メディアによるMotoGPの買収が、規制当局の審査を通過。今後はさらなる成長が期待されている。
現在MotoGPを運営するドルナ・スポーツでスポーティングディレクターを務めているカルロス・エスペレータは先日、motorsport.comのインタビューに応え、リバティによる買収や、今後の方向性などについて語った。
「全体として、この成長トレンドには非常に満足している。というのも、これは長年にわたって取り組んできた仕事の成果だからだ」と、エスペレータはファンコミュニティの拡大について語る。
「私たちは指標やデモグラフィックを分析しており、それらは我々が正しい方向に進んでいることを示している。MotoGPは今、ブランドとスポーツそのものへの投資を強く重視する新しい時代の始まりに立っている」
一方でエスペレータは、リバティ・メディアが買収して以降の成長が著しいF1の存在が、MotoGPの成長に対する現実的な期待を歪めてしまっているのではないかという指摘には同意した。
「まさにその通りだ。F1とMotoGPはまったく異なる存在なんだ」
「ビジネス面で似た側面はあるが、スケールは大きく異なっている。我々は自分たちの現実を非常によく理解している。以前から言っていることだが、期待値は適切に管理されるべきだ。なぜならF1は唯一無二の存在だからね」
「特にアメリカという特殊な市場で達成した拡大と浸透具合は、他のどのスポーツも成し遂げていないことだ」
とはいえ買収の発表から、MotoGPへの注目は高まったままだ。エスペレータによると、現在でもチームの買収や株式の取得に対する感心は未だに高いままで、毎週のように連絡が来るという。
そして興味の対象はチームだけではない。MotoGPを開催したいと考えるサーキットも多いのだ。だが既にカレンダーに余裕がないため、新規開催地を入れる場合には、ヨーロッパ戦が犠牲になるとエスペレータは示唆した。
「その面(グランプリ開催)でも関心は非常に高い。MotoGPブランドとの連携に対して強い引き合いがある。だが我々にはすべての要望を受け入れるだけの”枠”がない」
「ヨーロッパで14戦、ヨーロッパ外で8戦を行なっている現状を見れば、最大の拡張余地がどこにあるかは明らかだ。アジア、中東、南米での関心は非常に高く、必然的にヨーロッパについての判断を迫られることになるだろう」
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