MotoGPカタルニアFP2:中上貴晶、力強い走りで3番手タイム! トップはクアルタラロ
MotoGP第7戦カタルニアGPのフリー走行2回目が行われ、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦カタルニアGPのフリー走行2回目が行われた。トップタイムを記録したのはペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロで、LCRホンダの中上貴晶が3番手に食い込んだ。
セッション開始と共に各車が続々とコースイン……するとオーバースピードだったか、アレックス・リンス(スズキ)がターン4のグラベルへコースオフし、クラッシュ。幸い軽いクラッシュで本人の身体は大丈夫だったようで、マシンを再始動し自走でピットへ戻ることができたが、貴重な走行時間をロスしてしまった形となった。
各ライダーが一通りタイム計測を行なった段階でトップタイムにつけたのは、FP1に続いてマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だった。タイムは1分41秒229と昨年の予選ポールタイムからはまだ余裕がある状況だ。
その後、ラップタイムは徐々に更新されていき、10分ほど経過したタイミングでジャック・ミラー(プラマック)が1分40秒948までタイムを縮めてトップタイムとした。
序盤に転倒したリンスは、残り時間30分を前に再びコースイン。タイム計測に入ると8番手につけた。
セッション残り20分になろうという頃、ジョアン・ミル(スズキ)が良い走りを見せ、1分41秒070で4番手に。そして、リンスもタイムを縮めて、1分40秒968で3番手に入った。リンスは更にタイムを更新する走りで、1分40秒727を記録してトップタイムに浮上した。
残り13分、ヨハン・ザルコ(KTM)がフロントを滑らせてターン14でクラッシュ。ここまで8番手につける好走を見せていた。ザルコは急いでウォールを登り、ピットへ戻った。
残り時間が10分を切り、ソフトタイヤを履いて出走するライダーが増え始める。
各ライダーがタイムアタックに入る中、まず良いタイムを刻んできたのはバレンティーノ・ロッシだ。1分40秒798で2番手につける……も後方でタイムを出したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)、そしてドゥカティのダニーロ・ペトルッチ、アンドレア・ドヴィツィオーゾらに次々とタイムを更新され、結局5番手となった。
チェッカーが振られる寸前、ミルがターン2でクラッシュ。とぼとぼと歩いてコースを後にした。
そしてラストアタックをかけるライダーの中で、中上貴晶(LCRホンダ)が光る走りを見せ、1分40秒381で3番手までポジションを上げる。また、ここ数戦好調なKTMのポル・エスパルガロもいいタイムでラップをまとめ4番手に。
チェッカー後のラップでは、腕上がりの手術をしたばかりのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)が最速タイムを刻み、1分40秒079でトップタイムにつけた。
結局、トップタイムを更新するライダーは現れず、クアルタラロがトップタイム。2番手にはドヴィツィオーゾが入り、3番手は好調な走りが続く日本の中上となった。
FP1でトップタイムだったマルケスは、最終的に上位につけることはなく17番手でセッションを終えた。またチームメイトのホルヘ・ロレンソは13番手とFP1よりはポジションを上げたものの、トップ10入りはならなかった。
また、初日総合タイムで見ると、予選Q2への直接進出圏内に入っているライダーは、クアルタラロ、ドヴィツィオーゾ、中上、ポル・エスパルガロ、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)、モルビデリ、ロッシ、ペトルッチ、マルケス、カル・クラッチロー(LCRホンダ)となっている。
MotoGP第7戦カタルニアGP フリー走行2回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 19 | 1'40.079 | |
2 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 18 | 1'40.360 | 0.281 |
3 | 中上 貴晶 | 21 | 1'40.381 | 0.302 |
4 | ポル エスパルガロ | 20 | 1'40.393 | 0.314 |
5 | フランチェスコ バニャイヤ | 18 | 1'40.471 | 0.392 |
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