ドゥカティ初ポールのロレンソ「前戦よりも感触が良くなっている」
ロレンソは、ドゥカティ初優勝を挙げた前回のレースよりもバイクのフィーリングが良くなっていると話した。







MotoGP第7戦カタルニアGPでドゥカティでの初ポールポジションを獲得したホルヘ・ロレンソは、移籍後の初優勝を挙げた前回のレースよりもフィーリングが良くなっていると語った。
前戦イタリアGPでドゥカティ初優勝を飾ったロレンソは、今週末も速さを見せており、予選ではランキング首位のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を上回るタイムを残してドゥカティでの初ポールポジションを獲得した。
予選を終えたロレンソは、「もちろん、ポールポジションを獲得したことにとても満足しているし、ハッピーだ。前回のレースで優勝した後で、これが自分に達成できる最も重要なことだった」と語った。
「特にバイクのフィーリングに満足している」
「ムジェロでは非常にフィーリングが良かった。ここは別のトラックだけど、よりフィーリングが良くなっているように感じた。1カ月前の(バルセロナでの)テストよりも良いし、常に良いペースだった。ユーズドタイヤでもとても快適に走ることができた」
「昨日(金曜日)のラップタイムがかなり良かったので、(FP3で)必ずしも新しいタイヤを投入する必要ないと考えていた。かなり使い込んだユーズドタイヤを履いた時にバイクがどうなるのかというのを見ようと集中して作業に取り組んだ。ペースはとても良かったよ」
「午後はコンディションが変わり、全員にとってペースを保つのが少し難しくなった。でも全てのフリー走行を通して僕らはコンペティティブだったし、これが良い兆候だった」
しかし今回の予選は、そう単純には進まなかった。ロレンソは最初のアタックをマルケスから0.4秒遅れで終え、ガレージに戻った時には明らかに苛立っていたのだ。
「予選では、最初に使ったリヤタイヤが酷くて、グリップがなかった」
「タイヤが十分に温まっていなかったようだ」
「そのせいで十分な自信を持てなくて、クラッシュを避けようと非常に気をつけて走っていた。本当に転倒しそうだったんだ」
「でも冷静さを保って、2セット目のタイヤでプッシュした。このタイヤではとても良いラップタイムをマークできた」
今季も厳しいスタートを切り、それに耐えてきたロレンソ。しかし今回のポールポジション獲得が何か大きな転機となったようだ。
また彼は、今回の躍進は、以前のレースでバイクにアップデートを投入したことや、燃料タンクのデザインを変えたことによるものであると主張した。
「ル・マン(フランスGP)からムジェロ(イタリアGP)にかけて変更したものがそれだ」
「すでにヘレスやル・マンでは競争力があったと思う。きちんとしたスピードがあったし、あとはこのスピードでより長くエネルギーを保つという最後のステップを踏むだけだった」
「たとえ全員がこれを信じてくれないとしても、ムジェロではこういう状況だったんだ」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | カタルニアGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |