ホンダ移籍後苦しみつづけるジョアン・ミル、「人生最大の挑戦」に直面中と認める
ジョアン・ミルは、MotoGPホンダ陣営へ移籍したあとの戦いでは感情のコントロールのために「人生最大の挑戦」に直面していると語った。
MotoGP 2023年シーズンからホンダへ加入したジョアン・ミル。彼はこれまでの戦いを通して、人生最大の挑戦に直面していると語った。
ミルはホンダへ移籍して以降の4レースで、獲得ポイントはわずか5点。2020年にスズキで王者にも輝いたライダーが、苦戦にあえいでいる。
直近の第4戦スペインGPでもミルは不振を極めており、予選は20番手と最後方に近く、スプリントレースと決勝レースはともにクラッシュという結果に終わっている。
ミルはこれまでのシーズンを振り返ると、感情のコントロールが非常に難しく、人生でも最大の挑戦になっていると語った。
「簡単なシーズンじゃないよ。自分自身をコントロールするのも大変だ。17位や18位を争っている自分というのは考えられないことなんだ」
「先頭を争うことや、悪いときでも7番手といった状況に慣れていると、18番手を争ったり、努力を重ねても前に行けないというのは簡単じゃないことだ」
「僕の人生で最大のチャレンジだよ」
なおホンダはスペインGP後に行なわれたヘレス公式テストで、噂となっていたカレックス製のシャシーをテストライダーのステファン・ブラドルと、ミルの手によって試験させた。
ただミルはわずか1周をしたところでマシンに電気的なトラブルが発生。しっかりとしたテスト経験を積むことはできなかった。
「(テスト日の)午後遅くには、ブラドルも試していた新シャシーをテストしたんだ。でも不幸なことに1周するとバイクに電気的なトラブルが発生して止まってしまって、ボックスに戻らなくちゃいけなかった」
「だから僕はテストできていないし、1周でとやかく話すことはできないよ」
「バイクはポジティブなモノがあって、コンセプトが異なっていることに気がついたけど、急いで何か言いたくはない」
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