2022年もまだコロナ怖い! ジャック・ミラー「大人しくしていても罹る……どうしようもない」
ドゥカティのジャック・ミラーは未だに収まるところを知らない新型コロナウイルスについて、感染とレース欠場の可能性はちょっとした恐怖を感じさせるものであり、神経質にさせられると語った。
MotoGPは3月6日に中東カタールで2022年シーズンの開幕を迎える。今年はMotoGP史上最大となる全21戦のスケジュールが組まれているが、ライダーとしては依然として新型コロナウイルスの脅威を感じているようだ。
新型コロナウイルスが世界中で感染を広げて以降、MotoGPは開催時の”バブル”を厳密に適用することでなんとかレースを実施してきた。パンデミックが始まって2年が経過しているが、オミクロン株の出現など未だにその影響は払拭できていない。
実際、2月に行なわれたプレシーズンテスト中もパドックのメンバーから新型コロナウイルスの陽性反応が検出され、一部は国境で足止めを食らうこともあった。
ドゥカティのジャック・ミラーは、2022年もオミクロン株の出現によって、今年も大変な1年間になるだろうという考えを語っている。なおMotoGPライダーはワクチン接種済みとなっているが、ミラーは1月に陽性が確認され、ドゥカティのチーム体制発表会が延期されるなど、既に影響を被っている。
「この段階では世界中の誰ひとりとして、楽な状態じゃない」と、ミラーは言う。
「文字通り最終日のレースシミュレーションから戻って、ツナギを脱いで持ち帰った。僕のアシスタントが検査で陽性になってしまったんだ」
「悪夢だよ。僕らはホテルとサーキット、同じ場所でずっと過ごしている」
「(コロナ対策の)プロトコルを破ったりはしていないし、やっちゃいけないこともしていない。陽性だった彼もそうだ。凄く大人しくしていて、ビーチなんてもってのほかだった」
「これが今の世の中なんだ。知っての通り、僕は自分の家の農場でコロナに罹った。どこにも行って無いのにだ。何もしてないけど、なぜだかそこでコロナに捕まってしまったんだ」
「だから今年もコロナには苦しめられると思う。ライダーとしてもちょっとした恐怖だよ。だってコロナのせいでレースを欠場することになれば、それは良い気分じゃないからね」
「この件には神経質にさせられる。でもどうしようもないことだ。チャンピオンシップが実施されているのは良いことだし、やってみて、これまで以上に安全に過ごすしかないね」
なお2021年王者のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、以前新型コロナウイルスに感染したことがあると明かしている。2022年シーズンには再びコロナに感染しないことを“祈っている”状況だと、彼は言う。
「随分前だけど僕はコロナに罹ったことがある。でも再び感染する可能性があるのも知っているし、どこでだってコロナを貰ってくる可能性はある。これはコントロールできないモノなんだ」
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