「ピットスタート寸前だった」クラッチロー、決勝の苦戦はクラッチトラブルが原因
LCRホンダのカル・クラッチローはMotoGPアラゴンGP決勝直前のウォームアップラップでクラッチに問題が発生し、ピットレーンスタート寸前だったと明かした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第11戦アラゴンGPで、LCRホンダのカル・クラッチローは2019年アメリカGP以来のフロントロウを獲得。好位置から決勝レースに挑んだものの、オープニングラップから大きく順位を落とし8位フィニッシュに留まった。
レース後の取材でクラッチローは、ウォームアップラップの段階でマシンのクラッチに問題を抱えていた事が原因だったと語った
「ウォームアップラップで問題があって、クラッチが滑ってしまっていた」と、クラッチローは説明する。
「6速に入れたとき、回転数が大きく上がった。それでクラッチが滑っているんだとわかったんだ。そのこともあって、最終コーナーをクルージングしてグリッドへ向かった。ピットレーンに入ってスペアマシンでスタートするところだったよ」
「グリッドに着いたときから、良いスタート、それこそ普通のスタートが望めないのは明らかだった。クラッチを本当に過熱させてしまって、大きな問題を抱えていただろうからね」
「だから当然ながら(スタートで)誰も追い抜くことはできなかった。それで6周目からは問題が収まって、プッシュすることができるようになった。だけどその時点でもう僕は12番手だったんだ。でも、8位に戻ってきたのはいい仕事ができたと思うよ」
またクラッチローはドゥカティ勢の後方で追い抜くのに苦戦してしまったとも語っており、スタートで前に出ることができていれば、より良い結果が得られただろうと考えている。
「僕はいいペースがあったと思う。だけどドゥカティ勢の後ろで詰まってしまったんだ」
「バイクの速さは申し分ないものだったけど、ドゥカティ勢に多くのコーナーでブロックされてしまったんだ。でも今日はベストを尽くそうとしたし、ライディングにも満足している。それに問題を抱えてのスタートだったけど、やり遂げられて満足だ」
「でも前方で逃げられていればより良い結果が獲得できたと思うから、残念でもある。(腕上がりの手術を受けた)腕は素晴らしい状態ではないけど、大丈夫だ。最後に良いラップタイムを記録できなかったのは、前方のロケットみたいなバイクに乗るやつに捕まってしまったからだ」
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