MotoGP Valencia November testing

ヤマハ、いよいよ尻に火がついた? クラッチロー「見たこと無いほど懸命に開発している」

カル・クラッチローはヤマハが2022年に苦しんだあと、2023年シーズンに向けて開発を“これまでに見たことがない”ほど、ハードに取り組んでいると語った。

Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

 ヤマハでテストライダーを務めているカル・クラッチロー、2023年に向けてチームはこれまでに見たことがないほど懸命に開発作業に取り組んでいると話した。

 2022年シーズン、ヤマハとファビオ・クアルタラロはチャンピオンの座を守り切ることができず、ドゥカティとフランチェスコ・バニャイヤに敗北した。

 ヤマハのマシンは以前からパワー不足が指摘されていたが、彼らは2022年シーズンに向けて用意していた新エンジンが、信頼性の問題から使用できなくなり、2021年と同様のパワーのエンジンを使わざるを得なかった。

 つまり、ヤマハ陣営のライダーは依然として問題を抱えたまま、厳しい戦いに身を投じなければならなかったということだ。

 クアルタラロの苦戦は明らかで、バニャイヤが新マシンのセットアップに苦しんでいた序盤戦はともかく、調子を取り戻した後半戦からは太刀打ちできない状況が続き、一時は91ポイントもあった差をひっくり返されてしまった。

 ヤマハもこの状況でただ座して死を待つ……などということはなく、開発をテコ入れ。トヨタやフェラーリでF1エンジン開発に携わってきたルカ・マルモリーニと協力するなど、2023年以降に向けた開発に力を入れている。

 テストライダーとして開発に携わっているクラッチローとしても、ヤマハはかなり懸命に開発に取り組んでいるようだ。彼は、motorsport.comのインタビューに次のように語った。

「僕はヤマハがこれほどまで懸命に働いているのを見たことがない」

「ヤマハは懸命に取り組んでいるんだ。去年だって、ハードにテストに取り組んでいた」

「でもホンダでは、レースとテストの両方をやっていて、1日に100周もやっていたこともある」

「ヤマハとしても、彼らはより頑張っているんだ。そういう姿を見られるのは素晴らしいことだ。(バレンシアGP前の)ヘレスでの2日間のテストで、ファビオにもヤマハが何をやろうとしているのかを話していたんだ」

「そして彼は『機能するかどうかは別として、少なくとも何かを持ち込んでくれているんだね』と言っていた」

「それは正しい。ヤマハは少なくとも、いろいろなことを試そうとしてくれている。それが上手くいくか、だめなのかは問題じゃないんだ」

「上手く機能するかどうかを僕は評価する必要があるけど、彼らはとても、とてもハードに取り組んでいる。それはなんであれポジティブなことだ」

 ただ、最終戦バレンシアGP終了後のポストシーズンテストで、来季に向けたテストに参加したクアルタラロからは、エンジン開発に失望の声も聞こえている。

 ヤマハは9月のミサノテストで2023年型エンジンのプロトタイプを持ち込んでいたが、その際にクアルタラロはかなり高評価を与えていた。しかし、ポストシーズンテストでは「変化が感じられない」と期待通りの結果にはなっていないと語るなど、ガッカリしている様子を見せた。

 
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