クラッチロー、決勝の天候悪化を懸念「危険な場合、ライダーたちが主催者にプレッシャーをかけることを願う」
MotoGP第10戦スティリアGPに代役参戦しているカル・クラッチローは、レースをするのが危険なコンディションになった場合、主催者にライダーたちがプレッシャーをかけることを期待している。
Cal Crutchlow, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦スティリアGPの決勝レースは、激しい雨に見舞われる可能性が高い予報となっており、ライダーたちは安全性を懸念している。カル・クラッチローもそのひとりだ。
負傷したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)の代役として今回のグランプリに参戦しているクラッチローは、近年ウエットコンディションでのサーキットの安全性について最も声高に主張してきた一人であり、今回もその懸念を口にした。
クラッチローは、雨が降った際にレース主催者が安全面で正しい判断をするようにプレッシャーをかけられるほど、他のライダーたちが「十分に賢い」ことを願っていると述べた。
予選を最後尾の23番手で終えたクラッチローは、「最後尾スタートだからこそ、より大きな問題を抱えていると思う」とmotorsport.comに語った。
「水しぶきが問題だ。路面には水が溜まり、コースは安全ではない」
「『レーシングバイクだから大丈夫だよ、ハハハ』なんて言う人が必ずいるが、そういう人たちはレースをやったことがないから理解していないんだ」
「氷が張ったようなところもあるし、ウォールが近いし、スピードも非常に速い。ここではストレートでさえ、水が路面に浮いているんだ」
「願わくば、チャンピオンシップでフルタイムでレースをしているライダーたちが賢く、正しい判断をするように(主催者側に)プレッシャーをかけてくれることを願っている」
昨年のオーストリアGPでは、ターン2でヨハン・ザルコ(当時アビンティア)とモルビデリが絡み合い、この2台のマシンがサーキットを横切って、ターン3を走っていた他のライダーがギリギリのところでこれを避けるという恐ろしい出来事もあった。
この区間のスピードが速いこと、そしてコース外側のバリアとの間にスペースが少ないことが、ライダーたちにとって雨が降った際の懸念材料となっていた。
金曜日のFP2はウエットコンディションで行なわれたが、雨量が少なく路面温度が高かったこともあり、グリップが非常に高くなっていた。だが、ブレーキングゾーンではF1などの他カテゴリーが路面に残したラバーの影響で、ウエットコンディションではグリップが低くなると予想される。
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