表彰台まで獲れるなんて、“夢のよう”……大怪我から復帰したクラッチローの胸中とは

シェア
コメント
表彰台まで獲れるなんて、“夢のよう”……大怪我から復帰したクラッチローの胸中とは
執筆:
2019/03/12 5:13

カル・クラッチローは負傷により長期離脱を強いられた後、カタールGPで得た3位表彰台という結果は“夢のようだ”と語っている。

 2019年のMotoGP開幕戦カタールGPで、カル・クラッチロー(LCRホンダ)は3位表彰台を獲得した。彼はレースに復帰できたことや、表彰台を獲得できたことを“夢のよう”だと語っている。

 昨シーズンのオーストラリアGPでクラッチローは大クラッシュを喫し、足首を骨折。それにより、シーズンの終盤の3戦を欠場し、更にバレンシアとヘレスで行われたプレシーズンテストも欠席していた。

 クラッチローは2月に行われたセパンテストでサーキットへ復帰。しかし次に行われたカタールテストでは、彼が今まで感じていたホンダRC213Vのフロントのフィーリングが失われていると語り、悲観的な物言いをしていた。

 そして迎えたカタールGPで、クラッチローは6番グリッドを獲得。レースを通じて先頭集団から離れず食らいつき、最終的にアレックス・リンス(スズキ)とのバトルを制し3位を獲得している。

「表彰台を獲得する、そしてMotoGPで再びレースができたことは本当に素晴らしいことだ」

 クラッチローはそう喜びを口にする。

「テストでは無駄な時間もあったから、僕たちはこのレースウィーク中、懸命に取り組んできた。それでも、難しいものだったけどね」

「ウォームアップを13番手あたりで終えた後に、“君はこのレース、表彰台に登る”、と言われたなら、笑っていたはずだよ」

「レースで毎戦繰り広げられるバトルに参加できて良かった。レースができて、更に表彰台まで獲得できるなんて、正直、夢のようだ」

「僕たちは、一時はここに戻ってこれるとは思っていなかったんだ。言うまでもなく、こんな競争力のある状態にはね」

 オーストラリアGPでのクラッシュ以降、療養中の最優先事項は、“普通の生活”を送れるようにすることだった、とクラッチローは付け加えている。ある時点では、クラッチローは再び歩けるかどうかすら、確信を持てなかったと言う。

「レース復帰できたことはもちろん、再び歩けるように手助けをしてくれた、僕が感謝しなければならない人たちが沢山いる」

 そうクラッチローは話す。

「生易しい道ではなかったよ」

「最初はまぁ、良かった。座ってMotoGPのレースを見ている分には僕は平気だったし、受け入れていた。だけど、歩けなかった時は流石に辛かった」

「自転車に乗る分には問題はなかったけれど、歩けなかったんだ。再び歩けるかどうかも分からないと、そう言われた。それがどれほど辛いかは、おそらく分からないだろう」

「歩けるようになって、普通の生活をおくれるようになりたかった。だから、今もまだバイクに乗ってレースができるのは、まさにボーナスだ」

 クラッチローは、負傷した足首はカタールGPで何も問題を起こさなかったと話している。しかし、レースのほとんどの距離を感覚のない臀部で走っていたという。

「僕の尻の左側に誰かのブレーキペダルがぶつけられていたみたいなんだけど、僕は15周しても何も感じていなかったんだ!」と、彼は思い出しながら話す。

「(ぶつけたのは)誰だったのかは全くわからないんだけどね」

「足首の方は大丈夫、全く問題は無かった。レースでは2回だけブレーキペダルに足を引っ掛けたけど、フリー走行と予選ではもっと多く起こっていたからね」

次の記事
ロッシ、マシンの仕上がりに不満。「問題は2018年と同じままだ……」

前の記事

ロッシ、マシンの仕上がりに不満。「問題は2018年と同じままだ……」

次の記事

シートが外れなければ表彰台も夢ではなかった? ミラー「サブフレームはお尻がグリップしない」

シートが外れなければ表彰台も夢ではなかった? ミラー「サブフレームはお尻がグリップしない」
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ MotoGP
イベント 第1戦カタールGP
ドライバー カル クラッチロー 発売中
チーム Team LCR
執筆者 Jamie Klein
まずは最新ニュースを読む