マルケスならジャンプスタートペナルティは無かった? クラッチロー「1センチも動いていない」

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マルケスならジャンプスタートペナルティは無かった? クラッチロー「1センチも動いていない」
執筆:
2019/04/02 7:43

第2戦アルゼンチンGP、カル・クラッチローはジャンプスタートに対するペナルティを科されたが、クラッチローは“おかしな”裁定だと憤慨している。

 MotoGP第2戦アルゼンチンGPの決勝レース、カル・クラッチロー(LCRホンダ)はジャンプスタートによるライドスルーペナルティを科された。結局ペナルティを消化してポジションを落とした後、クラッチローは12位までしか順位を回復できなかった。

 レース終了後、そうしたペナルティに値するのか? という疑問をぶつけるために、クラッチローはレースディレクションへ直行している。

 現在のMotoGPのレギュレーションでは、マシンが“レッドシグナルが消えた瞬間まで停止している必要がある”と明記されている。しかし、いくらかの余地は認められてもいる。

『レッドシグナルが点灯している際に僅かに動き、その後停止した場合は、指名されたオフィシャルが、それによって利益が得られたかどうかを判断する、唯一の存在となる』

 レギュレーションではそう説明されている。

 クラッチローはペナルティが生じた理由を、グリッド内で自身の足でバイクの“バランス”を取っていた事で生じた、小さな動きが原因だと説明する。

 彼はスチュワードに横方向からのカメラ映像を見せられたと言う。しかし、クラッチローは「1センチメートルも動いていない」と主張している。

 また、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)やバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)といった面々なら、同じ事例に対してペナルティは科されていなかっただろう、ともクラッチローは付け加えている。

「ジャンプスタートに対するライドスルーペナルティの裁定には全く同意できないし、そうしたレース結果にはがっかりしている」

 クラッチローはそう話す。

「チーム内の誰もが、そしてその場面を見ていた人なら(ペナルティに)同意しないだろう……スチュワードを除いてね」

「問題は、レースディレクションは同様のペナルティをマルケスやロッシ、ドヴィツィオーゾに同じような事があった時には科さないだろうと思える点なんだ」

「ロッシを名指ししているわけじゃない。僕が言っているのは“知名度の高い誰か”なんだ。マルケスが“ジャンプスタート”をしてレースをリードしていたなら、スチュワードがライドスルーペナルティを彼に与えると思うだろうか?」

「そうは思わない。これが僕の意見だ」

 クラッチローは特に、今シーズンからFIMのMotoGPスチュワードパネルのチェアマンに就任した、フレディ・スペンサー(2度のWGP500ccチャンピオン)を批判している。

「僕がレースディレクションへ行った時、スペンサーは僕へ一言も発しなかった。ただ腕を組んで立っているだけだった」

「確実に、次戦のセーフティコミッションに彼が現れて、皆へビデオを見せた後、皆は笑って、それから彼への敬意を失うだろうね」

「僕はライダーとしての彼には最大限の敬意を持っているけれど、セーフティコミッションとしてはそうではない。僕らはレースを理解していて、かつある程度決定権を持った人を求めているんだ」

「本当に馬鹿げている。馬鹿らしい事しかないよ」

「彼らは僕がそこにいる間、ひと言も、何も言わなかった。僕は10分位は“動いていない”と、チームと抗議していた。だけど、レースディレクションの内のひとりですら、ひと言も発しなかった」

「こう言うと、僕が暴れて彼らを攻撃しているように聞こえるかもしれない。だけど理解して欲しいのは、僕がそう感じていて、テレビで見ていた人にどう感じたか聞けば同じ様に感じているだろうということだ。僕がジャンプスタートをしていない、とね」

 
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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント 第2戦アルゼンチンGP
サブイベント Race
ドライバー カル クラッチロー 発売中
チーム Team LCR
執筆者 David Gruz
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