腕上がりの手術受けたクラッチロー、状態は厳しい? 体液漏出に悩む
LCRホンダのカル・クラッチローは、MotoGPサンマリノGPを前に右腕の腕上がりの手術を受けたが、腕の状態は厳しいと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
LCRホンダのカル・クラッチローは、MotoGP第2戦スペインGPで左手首を骨折。しかし連戦となったアンダルシアGPから早くも復帰し、第6戦スティリアGPまでを戦ってきた。
しかし左手首を骨折した状態でレースを重ねたことは、彼の右腕に負担をかけており、結果として“腕上がり”の症状が出てしまったようだ。
クラッチローはスティリアGP後に症状を緩和するための手術を受けたが、今週末から開催されるサンマリノGPに向けては厳しい状況だと明かした。
彼は患部にセローマと呼ばれる体液が溜まり、漏出するという問題を抱えており、それを取り除くために抜糸を行ない、閉じられていない状態にあるという。
「前回、この手術を受けたのは2014年のバルセロナだった。筋膜を開けただけだったんだけど、ロックダウン期間に新しい層ができていたみたいだ」
クラッチローはそう説明する。
「それを再び切開するか、取り去るかする必要があった。僕の体格だと、筋肉はかなりダメージを受けていた。写真を見ると、上部の筋肉は完全に綺麗で、下部は何年も本当に酷使されたような状態だった」
「手術を受け、医師は筋膜を取り除いた。でもこの腕上がりの手術を他のライダーが受けた時を思い出してほしい。例えばダニ(ペドロサ/2015年)は6週間の休暇をとっていた」
「でもここ数日は大惨事で、セローマと呼ばれる体液がたくさん、たくさん腕から出てきている」
(本人投稿の患部写真 ※非常にセンシティブな画像を含みます。閲覧注意 https://www.instagram.com/p/CE2HYf2hfMy/?utm_source=ig_web_copy_link)
「体液が流れてきたのは問題なかった。でもそれが止まっていないだけで、内側のダメージは重大だ。今の問題は腕の糸を抜いたら、内部の筋肉が見えることだ。今週は毎日を病院で過ごしていたよ」
「それを縫合したんだけど、今朝は体液で腕が腫れてしまっていた。だからまた液体を抜くために抜糸が必要だったんだ」
クラッチローは木曜日のメディカルチェックを既に通過しており、セッションへの参加が許可されている。しかし、レースへ出場するかはまだわからない。
「希望はいつだってレースに出ることだ。どうなるかはともかくね」と、クラッチローは言う。
「明日(金曜日)は腕がどうなっているかを確かめなくちゃいけない。最悪の状況になってしまったかもしれないね。ここから11週間で9戦が控えているんだから、腕を回復させる必要がある」
「もしかしたら、明日は問題なく走ることができるかもしれない。だけど腕を使えば使うほど体液は増えていくだろうから、どうにかして止めなくちゃいけない。でも、すぐに治るものじゃないんだ」
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