カル・クラッチロー「もっと速く走れて然るべきだった」母国戦で予選19番手に不満
ヤマハのテストライダーであるカル・クラッチローはMotoGPイギリスGPにマーベリック・ビニャーレスの代役として出場しているが、彼は「予選でもっと速く走れてしかるべきだった」と悔しさを滲ませた。
Cal Crutchlow, Yamaha Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPイギリスGPではヤマハのテストライダーであるカル・クラッチローが、離脱したマーベリック・ビニャーレスの代役として母国戦に参戦している。彼は予選で19番となったが、もっと速く走ることができたはずだと悔しさを滲ませた。
クラッチローは2020年限りで現役を引退。昨年は新型コロナウイルスの影響でイギリスGPが中止されていたこともあり、母国でレースをすることは叶わずにいたが、今回代役参戦ながらも母国を走る機会を得た。
レッドブルリンクでの2連戦ではフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)の代役として、型落ちのYZR-M1を走らせていたが、今回はビニャーレスの代役ということで最新型バイクに搭乗。初日の段階では、3レース目ということもあり着実に速さを取り戻している様子だった。
FP3までの総合タイムでは13番手で惜しくもQ2直接進出は逃してしまったクラッチロー。Q1へ向かうと、彼はそこで速さを示すことができず、19番手で予選を終えた。
「良くなかった。予選は最悪だったよ」と、予選後にクラッチローは語った。
Cal Crutchlow, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「良いフィーリングが無かった。マシン自体は良いんだけど、僕は今のところ良い感触を得られていない」
「今のところ、マシンが安定していない感じで、激しく揺れてしまって、直線でさえも減速が難しい」
「メインストレートはコーナーを抜けただから、それも自然なことだ。だけどバックストレート2本では、あそこまで揺れるべきじゃない。だから調査が必要だ」
「問題はマシンが揺さぶられていると、ブレーキパッドが開いてしまって効かなくなってしまう点だ」
彼は地元イギリスのシルバーストンでの経験を考えれば、Q2進出とまでは行かずとも、より上位で予選を終えることができたはずだと語っている。
「Q2へ進出できる位置にも近づけていたんだ」
「『Q2へ行けた』とは言わないが、そこに近いところまでは接近できただろう」
「上手く乗れていると思う。FP3は良かったし、FP4も問題はなかった。ただ理解すべき点も多少はある。それは僕のライディングに依るものもあるし、バイクに依るものもある」
「ファビオ(クアルタラロ)にとってはマシンが上手く機能しているようだ。素晴らしいマシンだし、素晴らしいチームだ。だからこそ、グリッドが最後列だというのにはガッカリしている」
「別に期待はしていないけど、ここの走り方には一家言あるし、もっと速く走れて然るべきだった」
「予選ではターン2とターン3に向かうとき、ブレーキが全然効かなかくて、一か八かだった。マシンの揺れのせいでラップ全体が影響を受けていたんだ」
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