登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

好調ドゥカティ、2022年シーズンに自信。複雑さ増すバイクには「F1ドライバーを見れば余地はある」と主張

2013年からドゥカティに加入して以来、同チームを牽引し続けているジジ・ダッリーニャ。彼はMotoGP2022年シーズンに向け、大きな期待を抱いている。

Luigi Dall'Igna, Ducati Team

写真:: Ducati Corse

 MotoGPに参戦するドゥカティは、2月7日に2022年シーズンに向けたチーム体制発表会を実施。2007年のケーシー・ストーナー以来となるライダーズタイトル獲得を目指す2名のライダーとチームが意気込みを表明した。

 中でも2013年にドゥカティへ加入し、近年のドゥカティ躍進の立役者となったジジ・ダッリーニャ(ゼネラルマネージャー)は、2022年型デスモセディチGPは、名機と見られている2021年型を超えるベストマシンに仕上がっていると確信している様子を見せた。

【ギャラリー】ドゥカティ・デスモセディチGP22 新型マシンがお披露目

 2022年型マシンは、既にセパン・インターナショナル・サーキットでの2日間のテストで走行済み。2021年にランキング2位となったフランチェスコ・バニャイヤは6番手、チームメイトのジャック・ミラーは14番手タイムを記録した。

「今年最初のテストであるセパンでの走行では、多くのパーツなど様々な物事を選んでいかなくてはならなかった。そのため、(テスト中の)パフォーマンスではなく、ライダーがしなくてはならないことに集中していたんだ」

 ダッリーニャはセパンテストについてそう振り返った。

「初日には新型マシンの開発を開始したが、私としては非常に満足している。状況は良くなったり悪くなったりする可能性はあるものだ。まだ我々も作業が必要な部分はあるものの、2日目にはいくつかポジティブな解決策も見つけている」

「走行ペースは既にかなり良好だと考えられる。ただ次回のテストは開幕前の最後のテストになるため、非常に重要なものになるだろう」

 2021年シーズン、ドゥカティのマシンにはライバルからもそのパフォーマンスや強さに好評価が与えられた。グリッド上でベストなバイクだと語られ、バニャイヤなどは「2021年型は完璧」とまで語るほどだった。

 2022年には凍結されていたエンジン開発が解禁される。”完璧”なバイクのバランスを崩すことになる開発には二の足を踏んでしまいそうだが、ダッリーニャは今上手く機能しているからといって、触れないような誘惑にかられることはないと話している。

「昨年話したように、私もペッコ(バニャイヤの愛称)を冷凍保存して、今年のチャンピオンシップ開幕に合わせて解凍し放り込みたかった。昨シーズン終盤の彼は信じられないほどだったからだ」

「冗談は別として、”立ち止まる”というのは私は常に失策だと思っている。我々のライバルはどこも、重要なステップを踏み出してくることは確かだからだ」

「だから立ち止まっていることは、目標に向かう上で決してベストな道ではない。常により良くすることを試み、プロジェクトのメンバー全員を励まし、難しい目標にたどり着くようにしなければならない」

 そう語るダッリーニャ。2022年型マシンそのものについて訊かれると、彼は2021年型の強さを維持しつつ、足りていない箇所を改善することを目指したと語っている。

「2021年型の挙動全体については、かなり満足している状態だった。けれどもパフォーマンスにはいくつかの部分で欠点もあった。レースを見ていると気づくこともできるだろう」

「例えばアッセンだ。ハイスピードコーナー、特にコーナーエントリーの部分で我々には改善の余地が残されていた。それは新型で開発しようとしている領域でもある」

 またマシン開発という面では、ドゥカティは”開拓者”的なポジションでもある。大出力で知られるエンジン以外にも、他メーカーが追随するウイングやライドハイトアジャスターなど、近年の開発トレンドはドゥカティが先鞭をつけたものである。

 ただこうした新基軸の導入は、ライダーがライディング中に管理しなければならない要素が増えることにもつながる。一部のライダーからは、負担の大きさから技術的な発展のエスカレーションに対する厳しい視線が有ることも確かだ。

 しかしダッリーニャは、遥かに複雑な操作を行なっているF1ドライバーを引き合いに出しつつ、ライダー達に可能な余地はあるだろうと主張した。

「全てのライダーが集中していることは明らかだが、私はまだこうしたモノを管理する余地はあると思っている」

「F1ドライバーを見れば、彼らはもっと多くのことをこなしている。MotoGPバイクを走らせることとF1マシンを走らせることは同じだとは言わないが、正直に言って彼らは問題にしていない」

「システムの管理についても問題には思っていない。システムは強制されるものではないんだ。パフォーマンスが失われることは確かだが、バイクはそれでも機能する」

 
Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 アプリリア、2022年型RS-GPのカラーリングを発表。今季はグレシーニと別れフルファクトリー体制に
次の記事 6度MotoGP王者マルケス、怪我からの復帰に実は疑いも……「でもセパンテストで全部OKだった」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本