登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
速報ニュース

MotoGPシリーズ運営CEOがファンと関係者に声明発表。「レース数維持が目標」

MotoGPを運営するドルナ・スポーツのCEOカルメロ・エスペレータは、ファンと関係者に向けメッセージを発信。新型コロナウイルスの影響に、全力で取り組んで行くとした。

Carmelo Ezpeleta, CEO Dorna

Carmelo Ezpeleta, CEO Dorna

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPを運営するドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは、新型コロナウイルスの世界的な流行を受けてレースの延期が続いている状況を受け、ファンおよびすべての関係者に向け声明を発表した。

 3月8日にMotoGP第1戦カタールGPが行なわれたが、新型コロナウイルスの影響によりMotoGPクラスはレース中止となり、続く第2戦タイ〜第4戦アルゼンチンは今年後半への延期が決定するなど、長期間に渡ってレースが行なわれない状況となってしまった。

 シリーズ運営のドルナでCEOを務めるエスペレータはこれまでに、より多くのレースを実施するために、ダブルヘッダーやシーズンを来年1月まで延長など様々な方法を検討していると語ってきた。

 声明の中でもそうした点は再び強調され、“最大のイベント数”を維持することがメインターゲットだとし、更にファンと再会することを楽しみにしていると記した。

 MotoGPの公式サイトで公開された声明の全文は以下の通りだ。

************

 今日、本来であれば『OR Thailand Grand Prix(タイGP)』がシーズンの2戦目としてタイのブリラムで開催される予定でした。『MotoGP™』のパドック及びファミリーは、我々が最も愛すること、レースを開催するはずでした。各カテゴリーのライダーたちがトラックでファイトし、ブリラムで最終コーナーまでバトルが展開されることを楽しみにしていました。

 各レースの週末のように、世界中からタイのトラックサイドの集まるファン、そして世界中の忠実なファンのために、懸命に働いてくれるパドックの国際的なメンバーたちに会いたかったです。

 世界中を席巻している新型コロナウイルスの危機により、世界各国の政府が我々の健康を守るために実施している予防措置のため、開催は明らかに可能ではありませんでした。今まで以上に我々の責任を認識し、全ての人たちの利益のために当局の制限及び勧告に従い、お互いに助け合わなければいけません。このウイルスは世界を無期限に停止させていますが、日常の生活に戻り、以前よりもさらに力強くなると確信しています。これは暫定的な休息であり、この状況に自信と落ち着きのメッセージを送りたいと思います。

 29年前にドルナスポーツは、『MotoGP™ World Championship (MotoGP™世界選手権)』のプロモーターとなって以来、レースを開催することが我々の使命であることは明確であり、今後もレースの開催を継続します。最悪の状況においても、目標はレースであるというモットーを維持します。コンペティションは我々の血の中に流れ、我々を止めるというシナリオは想像できません。新型コロナウイルスは個々の、そして全てのスポーツ競技に影響を与え、このパンデミックは、残念ながら2020年シーズンのスタートにも影響は与えました。そのことに不思議ではありませんでした。それにも関わらず、1949年の初開催以来、我々のスポーツは耐え、レースを開催します。

 既に開催日程の変更を発表しましたが、最大のイベント数を維持するという目標に向かって、このパンデミックと政府の政策に関して、双方のあらゆる詳細を把握する必要があります。それが今日のメインターゲットであり、目的です。

 我々が直面している挑戦にも関わらず、プレシーズンのテストで証明されたように、タイムシートは歴史的に最も接近していたことから、スポーツ自体が今まで以上に優れていることを知り、誇りに思います。カタールで開催した『Moto2™クラス』と『Moto3™クラス』の壮大なレースにより、その片鱗を垣間見る事ができ、さらなる刺激を与えてくれることに役立ちました。

 状況は『WorldSBK(スーパーバイク世界選手権)』も同じですが、幸いなことに、オーストラリアで開幕戦を完了することができ、素晴らしいレースが展開されました。『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』、『FIM Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』、全てのカップ戦、『Road to MotoGP™(ロード・トゥ・MotoGP™)』のプログラムも開催日程を変更しましたが、同様にできる限りの対応を図るために全ての可能性を尽くします。

 我々の考えと行動は、ファン、そしてもちろん、チャンピオンシップを可能にするために懸命に働く全ての人たちが中心です。ライダー、エンジニア、メカニック、ロジスティック担当、カメラオペレーター、ジャーナリスト、マルチメディア技術者、コーディネーター、そして我々のスポーツに重要な人たちと再会できるように全力を尽くします。これまでもそうでしたが、これからもこれが我々の本質であり続けるでしょう。ドルナスポーツは、『MotoGP™』のパドック及びファミリーに対して、この危機が開催日程の修正というひとつの結果しか残らないようにするために仕事を継続します。

 最後に、国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、メーカー、各選手権に参戦するライダー、チームのメンバー、プロモーター、ブロードキャスター、スポンサー、メディア、そして忍耐強く、プロフェショナルに、真の理解を持って、この状況に直面する全てのドルナスポーツのスタッフに感謝したいと思います。これらの素晴らしいパートナーがいることは大変名誉なことであり、大きな喜びです。

 これは一刻も早く、我々のファンがもう一度楽しんでもらえるようにするためです。彼らは疲れを知らず、サーキットからサーキットへ、もしくは世界中のどこらからでもメディア媒体やプラットフォームを通じて応援してくれます。我々は彼らと素晴らしい歴史に対して借りがあります。

 そのために、全てのファンのために、ひとつだけ残されていることがあります。直ぐに再会できることを楽しみしています。軌道に戻ります。

ドルナスポーツ
CEO最高経営責任者カルメロ・エスペレータ

************

 

 

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 ドゥカティ、ライダー市場でライバルに出遅れ。2021年以降の選択肢狭く
次の記事 ペトルッチ、ドゥカティとの契約交渉はお預け。レース延期が続くと不利に?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本