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今のGPマシンは”簡単”すぎるのか? MotoGP王者ストーナー「電子制御を大きく減らすべき」

2度のMotoGP王者であるケーシー・ストーナーは、現在のMotoGPマシンに関して電子機器に関するテクニカルレギュレーションを変更すれば、更に良くなると考えている。

Casey Stoner

写真:: Dorna

 2012年シーズン限りでMotoGPを引退したケーシー・ストーナー。ドゥカティとホンダの2メーカーでチャンピオンに輝いたレジェンドライダーは、電子制御に関するレギュレーションを変更することで、現在のMotoGPマシンは更に素晴らしいものになると考えている。

 ストーナーは引退後、ドゥカティのテストライダーなどを務めていたが、近年は持病もあり公の場に姿を表すことが少なくなっていた。

 ただ2021年シーズンは、終盤の2レースにドゥカティのゲストとしてグランプリに参加。ジャック・ミラーやフランチェスコ・バニャイヤといった現役ライダー達と言葉を交わしていた。

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 そうして久しぶりにMotoGPパドックへ戻ったストーナーだが、彼はMotoGPのエアロダイナミクスが”基本的にF1的に変わり、コスト上昇につながっている”と示唆し、それ以外にも現在のMotoGPマシンに対する持論を述べている。

 特にストーナーは、MotoGPマシンをより”乗りづらく”するべきだと感じており、そのためには電子制御に関する調整が必要だと話した。

「正直に言えば、テクニカルレギュレーションには口を挟みたい」

 ストーナーはそう語る。

「どう考えても議論を呼ぶことになるだろうけど、僕は(テクニカルレギュレーションに)必要のないモノがあると考えているんだ」

「安全の問題じゃない。彼らは価格や全てのモノを押し上げているんだ」

「僕らは費用対効果のより良いものを目指しているけど、今は要素のひとつが基本的にF1の様に変わってしまっていて、コストが一気に上昇してしまっている」

「それで僕としては有る種の部品は無くしてしまって欲しいと思っている。電子制御の面でも、大きく減らす必要があると思う」

「2016年かそのあたりだったと思うけど、共通ECUが持ち込まれたと思う。それだって、以前よりかはまだ良くなったんだ」

「だから(共通ECUの導入は)皆が考えているような後退じゃないんだ」

「言ってしまえば、僕らは一歩後退する必要があると思う。僕はMotoGPライダーが(マシンを)滑らせているのを見たいし、コーナー出口でグリップに苦戦している姿も見たい。皆はレースを本当に上手くスタートしたのに、タイヤ選択でポジションを落としたり、いい始まり方じゃなかったけど戻って来るライダーも見たいんだ」

「レギュレーションを少し変えれば、そうしたこと全部が起こるようになると思う」

「オーバーテイクも今より良くなると思うんだ。単純にブレーキングでオーバーテイクするというわけじゃなくなるからね」

「コーナー脱出がとっ散らかっている奴もいれば、それを尻目に逃げる奴も居るだろう。そうなればバイクのセットアップはもっと重要になる。いくつかの変更を加えれば、レースは素晴らしいものになると思うよ」

 ストーナーはかつてMotoGPが導入していたCRTレギュレーションに批判的なことで有名だった。ただCRTクラスの存在は最終的に、グリッド間の競争を高めるために導入された現在の共通ECUの存在につながっている。

 メーカー独自のECUから共通ECUへの変更が行なわれた2016年以来、コース上の競争は大きく変わった。2016年には9人のライダーが優勝し、2020年も9人が、2021年は8人のライダーが優勝を飾っている。ファクトリーチーム、サテライトチームが入り混じって勝利し、6メーカー中5メーカーが勝利するなど、競争という面では少数のライダーが勝利を独占していた時代よりも改善していると言えるだろう。

 
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