ドヴィツィオーゾ、8年間のドゥカティ生活に「“一部の人”よりは満足している」とチクり
来季を休場するためひとまず最後のMotoGPを終えたアンドレア・ドヴィツィオーゾ。彼は2013年にドゥカティに加入して以来達成してきたことについて“ドゥカティの一部の人”よりは満足していると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、来季を休養に充てることにしているため、今季最終戦として行なわれたポルトガルGPが、ひとまずMotoGPでの最後のレースとなった。
その決勝レースで、ドヴィツィオーゾは6位でフィニッシュ。年間ランキング4位で2020年シーズンを終えた。
ドヴィツィオーゾがドゥカティに加入したのは2013年のことで、以来彼はデスモセディチGPを走らせて14勝をマーク。2017〜2019年には3年連続でランキング2位を獲得するなど、近年のドゥカティ躍進の立役者となっていた。
その関係もひとまず終了を迎えたわけだが、これまでドヴィツィオーゾはドゥカティとの関係が悪化していると言われてきたことについてはあまり話をしてこなかった。しかし最終戦を終えたドヴィツィオーゾは、“一部のドゥカティの人間”よりも、自身がドゥカティで成し遂げてきたことに対し満足しているとコメント。両者の関係悪化の一端が垣間見えた。
ドゥカティでの8年間についての振り返りを問われたドヴィツィオーゾは「とても、とてもポジティブなものだ」と答え、更に次のように続けた。
「どれだけ満足できるかというのは、どこから始めたのかにかかっていると思っている。皆それを忘れているんだ。7年前の状況がどうだったのか、それを覚えているのは難しいことだけどね。だけど僕はとてもよく覚えている。だからこの8年間に僕はとても満足しているよ」
「確かにタイトルを獲ることはできなかった。それがあれば完璧な状況だっただろうけど、僕はドゥカティの一部の人よりも満足している。僕らはお祝いをできなかったし、特別な3年間を正常な形で過ごすことができなかった。だからそこは本当に残念だ」
「それは本当に残念なことだった。そういったあらゆる状況が、この判断や状況に影響を与えるたんだ」
またドヴィツィオーゾはドゥカティでのレースを終えたことについて、寂しさもあるものの、気持ちが軽くなったとも認めている。
「今シーズンのフィーリングを考えれば、ランク4位で終えられたのは、僕のチャンピオンシップへの考え方やアプローチが上手く行っているということの証明だ」
「ただチャンピオンシップを狙うには良いフィーリングじゃなかったことも確かで、その点にはガッカリしている。ドゥカティには僕のクルーや本当に良い関係を築いている人もいるから、寂しいよ」
「これは僕のキャリアの中で決して得られなかったものだ。みんなと8年間を過ごし、良い勝利を挙げられれば、関係性はとても素敵なものになる。だから確かに多くの別れは寂しいだろう。でも一方で僕はこの瞬間、気持ちが軽くなったとも感じている。あまり好ましくない状況もあったからね」
「その状況を終えることに、僕は気持ちが軽くなったように感じているんだ。僕はこうした状態で続けたいとは感じていないんだ」
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