
第2戦アルゼンチンGPで3番グリッドを獲得したアンドレア・ドヴィツィオーゾ。彼は苦手とするこのトラックでも、先頭グループを走ることができると考えているようだ。
MotoGP第2戦アルゼンチンGPの予選が行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が3番手フロントロウを獲得した。
アルゼンチンGPの舞台アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、戦績から見るとドゥカティにとっては難しいサーキットだと言える場所だ。しかし、ドヴィツィオーゾは予選で光る走りを見せ、1分38秒468のタイムで3番手に入った。ただ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)からは0.01秒という僅差で競り負け、2番手には手が届かなかった。
そうした小さな悔いはあるものの、セッション終了後のドヴィツィオーゾは、ドゥカティの適応が例年難しいこのサーキットで好結果を収めたためか、穏やかな表情に見えた。
「レースで何ができるかはまだ分からない。去年、僕たちはかなり遅れをとっていて、改善できなかった。だが、今年は去年とは違って僕らには速さとがあると言える」
ドヴィツィオーゾはそう語る。
「これは僕らが他のライダーよりも速いという意味や、レースを手中に収められるという事ではない。だけど、先頭集団を走れるとは思う」
彼は決勝レースでどの位置に付けるか、楽観的な予想を披露することはしなかった。しかし、レースでの有力候補にはカル・クラッチロー(LCRホンダ)、ジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)、そして自身の最大のライバルであるマルケスを挙げた。
「マルケスが毎戦速いことはもう証明済みだ。クラッチローはここではとりわけフィットしているようだから、彼とミラーは“クレイジー”になるだろうね。」
「たとえ簡単でない状況でも、正しく自分を律する必要があるし、準備する必要があるんだ。コンディションは互いに異なるだろうけど、そこからアドバンテージを見つける必要がある」
第2戦アルゼンチンGPでも開幕戦のようなマルケスとドヴィツィオーゾのバトルが見られるのだろうか? それともマルケスが独走するのか?
当のドヴィツィオーゾは「マルケスが逃げることができるとは思わないけど、カタールのようなレースを繰り返せるとも思わない。何でも起こり得るものだが、僕はそんなに心配していないよ」と、語った。

前の記事
マシンの着実な進歩に満足感も……ロッシ「マルケスにはプラスαがある」
次の記事
Moto3アルゼンチンGP決勝:マシアが初優勝でポール・トゥ・ウィン達成! 日本勢は佐々木歩夢が5位フィニッシュ

この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 第2戦アルゼンチンGP |
サブイベント | Q2 |
ロケーション | Autodromo Termas de Rio Hondo |
ドライバー | アンドレア ドヴィツィオーゾ 発売中 |
チーム | Ducati Team 発売中 |
執筆者 | Marco Di Marco |