ペトルッチ初優勝も、来年の契約は未確定? ドヴィツィオーゾは好影響を予想

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ペトルッチ初優勝も、来年の契約は未確定? ドヴィツィオーゾは好影響を予想
執筆:
協力: Oriol Puigdemont
2019/06/12 8:15

アンドレア・ドヴィツィオーゾはイタリアGPでダニーロ・ペトルッチが優勝を達成したとはいえ、ドゥカティが2020年の契約を即座に決定するとは予想していないようだ。

 今シーズン、ドゥカティは昨シーズン限りで離脱したホルヘ・ロレンソ(現レプソル・ホンダ)に代わり、ダニーロ・ペトルッチを起用。ペトルッチは単年契約となっており、2020年のアンドレア・ドヴィツィオーゾのパートナーにはジャック・ミラー(プラマック)を起用する選択肢も、現在考慮されている。

 シーズン序盤は、ペトルッチとのシート争いでミラーが僅かに優位に立っていると見られていたが、ペトルッチはフランスGPで“非常に重要な”表彰台を獲得し、そしてイタリアGPで初優勝を達成したことで、その状況はひっくり返ったように思える。

 ドヴィツィオーゾは以前のチームメイトであるロレンソよりも、ペトルッチとより密接に協力してレースへ取り組んでいるが、イタリアGPの結果が将来のためには必要だったと語った。

「自分の知っている限りでは、直ぐに契約の決定が下されるとは思っていない」と、ドヴィツィオーゾは言う。

「ドゥカティは待つことができる状況にいる。今すぐに彼らが決定するとは思わない。ただ、この結果は確実に大きな影響があるだろう」

 ペトルッチの結んでいる単年契約は、MotoGPのファクトリーチームがライダーと主に2年契約を結んでいる中では異色のものだ。そして、ライダーズマーケットには移籍する可能性のあるファクトリーライダーがいないため、ドゥカティは来シーズンに向けてペトルッチかミラー、どちらを選ぶ上でプレッシャーが掛かる状況ではない。

 ドゥカティが以前語った所によると、ペトルッチとミラーのどちらと2020年の契約を結ぶかの決定は、次戦カタルニアGPの後に行う予定の会議で下すとのことだ。

 テクニカルチーフのジジ・ダッリーニャは、イタリアGPでの勝利がペトルッチにかかるプレッシャーを和らげるだろうと語ったが、これを続ける必要があると強調もしている。

「彼は全てのレースで力を見せ、全てのプラクティスセッションで速さを発揮していた。彼はかなり成熟しているんだ」と、ダッリーニャはmotorsport.comに語った。

「今シーズンの序盤、彼はトップ集団でうまく走り切ることはできていなかった。だがル・マンでは、常に先頭集団を走り、ムジェロでも同様だった。彼は(マルク)マルケスを倒し、そしてバカなことは何もしなかった」

「ダニーロはこういった形の走りを続けていく必要があるが、これ以上は求められない。今回の勝利は肩の重荷を確実に軽くするだろう。勝って自分の能力を示した瞬間から、これまでと全く違った方法でトラックに出ていくんだ」

 一方、ミラーはイタリアGPでトップ集団の中で5番手を走行していたものの、最終的にクラッシュし、リタイアに終わった。

 彼は、もしドゥカティファクトリーチームとの契約が実現しなかったとしたら、プラマックに残留することを受け入れると語っていた。しかし、プラマックは来シーズンは2020年仕様のマシンをフランチェスコ・バニャイヤに割り当てる事を予定しているため、この選択肢も困難な事態に陥る可能性はある。

「ミラーについては、時が来たら評価を行う予定だ……ただ、まだ時期尚早だがね」と、ダッリーニャは語った。

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