ドゥカティ、2023年以降バニャイヤと契約延長でほぼ決まりか。2021年ランキング2位の注目株
MotoGPの2022年シーズンはまだ開幕前の段階だが、ドゥカティは既にフランチェスコ・バニャイヤとの契約更新に向けた作業が大詰めを迎えていることが分かった。

MotoGPの2022年シーズンは、多くのライダーの契約が満了する節目の年となっている。2021年にランキング2位となったフランチェスコ・バニャイヤもそのひとりだが、彼の所属するドゥカティは既に契約更新に向けた作業を完了しつつあるようだ。
バニャイヤは2019年にドゥカティのサテライトチームであるプラマックからMotoGPクラスへデビュー。プラマックでの2年間では表彰台1回にとどまったが、2021年にドゥカティへ昇格すると一気に頭角を表し、シーズン4勝を挙げてチャンピオンのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から26ポイント差のランキング2位という成績を残した。
2022年シーズンは、まだセパンテストが行なわれたばかり。開幕の3月6日のカタールGPまで約1ヵ月というタイミングだが、既にドゥカティとバニャイヤの契約延長が目前にまで迫っていることが、motorsport.comの調べによって分かった。
「現時点で、我々はペッコ(バニャイヤの愛称)との契約更新に非常に近づいている」
ドゥカティのスポーティングディレクターであるパオロ・チアバッティは、セパンテストでmotorsport.comにそう語った。
「何か”サプライズ”でもなければ、そうなるだろう。それが物事の自然な成り行きであるに違いない」
バニャイヤは今回の契約更新によって、昇給も見込まれる。2021年に彼は80万ユーロ(約1億円)の基本給と、パフォーマンスに対する歩合によってさらに80万ユーロの追加給与を手にしたと考えられている。
バニャイヤの契約延長が近づく一方で、チームメイトが誰になるかについては、ドゥカティは決定にもう少し時間をかけることになるだろう。現在バニャイヤのチームメイトはジャック・ミラーが務めているが、彼も2022年で契約が満期になる。
ミラーは2021年に2勝を記録したが、ドゥカティは若手ライダーの層が厚い。昨年ルーキーながら優勝を果たしたホルヘ・マルティン(プラマック)や、2年型落ちのマシンで表彰台に登ったエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)らが、ファクトリーチームのシートを虎視眈々と狙っているのだ。
ただドゥカティはファクトリーチーム、プラマック、グレシーニ、VR46と陣営で広い勢力を誇っていることもあり、他の陣営のライダーに目を向けることはありそうにない状況だ。
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