ドゥカティ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオと2年契約を締結。VR46で来季から最新バイク獲得

ドゥカティはVR46に所属しているファビオ・ディ・ジャンアントニオと2年間の直接契約を締結。2026年までMotoGPに継続参戦することが決まった。

Luigi Dall'Igna, Ducati Corse General Manager, Fabio Di Giannantonio, VR46, Claudio Domenicali, CEO Ducati Corse

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写真:: Ducati Corse

 8月7日、ドゥカティはファビオ・ディ・ジャンアントニオと2年間の契約を結んだことを発表。2026年までVR46で引き続きMotoGPに参戦することとなった。

 ディ・ジャンアントニオはグレシーニに所属していた昨年、マルク・マルケスが加入することが決まったため、MotoGPでのシート喪失危機にあった。しかしカタールGPでの初優勝など終盤戦で結果を残したことで、VR46への加入が決定……キャリアをつなぐことができた。

 今シーズン、ディ・ジャンアントニオは2023年型のドゥカティのマシンで参戦。ここまでチームメイトのマルコ・ベッツェッキを上回る活躍を見せ残留は確実だと言われていたが、今回ようやく正式発表された形だ。

 なおVR46は2025年からドゥカティのファクトリーサポートを受けることが先日発表されたばかり。ディ・ジャンアントニオはVR46へ1台供給される最新型のマシンを使用することになる。

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「この契約にサインできたことは、僕にとってとても大きな意味があるし、誇りに思うよ」

 ディ・ジャンアントニオはそう語る。

Fabio Di Giannantonio, VR46, Alessio Salucci, Team Director VR46, Pablo Nieto, Team Manager VR46

Fabio Di Giannantonio, VR46, Alessio Salucci, Team Director VR46, Pablo Nieto, Team Manager VR46

写真: Media VR46

「クラウディオ・ドメニカリ(CEO)やジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)そしてドゥカティが信頼してくれたこと、昨年の困難な時期に僕を信じてくれたVR46レーシングチームに感謝したい」

「ヴァレ(バレンティーノ・ロッシ)、ウッチョ(アレッシオ・サルッチ/チームディレクター)、パブロ(ニエト/チームマネージャー)、そして僕のチームのスタッフに、心から感謝している。彼らがいなければ、このような”旅”は決して実現しなかっただろう」

 そしてジジ・ダッリーニャも、ドゥカティとの直接契約を結んだディ・ジャンアントニオへの期待を次のように語った。

「今後2年間、ファビオ・ディ・ジャンアントニオを我々ドゥカティのライダーとして迎え入れることができ、嬉しく思う」

「ディッジャは常に我々のプロジェクトに信頼を寄せてくれている。そして、彼の献身やその才能によって、MotoGPでは着実に成長を遂げてきた」

「VR46レーシングチーム、そしてオフィシャルのデスモセディチGPによって、彼がさらにポテンシャルを最大限発揮する機会が得られるだろうと確信している。ファビオ、ドゥカティファミリーへ正式に歓迎しよう!」

 なおチームメイトの発表はまだされていないが、ドゥカティ幹部がイギリスGPの際にフランコ・モルビデリとなる予定だと口を滑らせている。

 

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