バニャイヤ&ミラー、直前変更の”いいとこ取り”エンジンに自信「チームが選んだモノが”ドゥカティエンジン”」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはシーズン開幕目前にエンジンを2021年型ベースのものへ変更する決断を下した。カタールGP初日を終えたバニャイヤは、その決定に自身と信頼を持っていると主張している。
MotoGP2022年シーズン開幕戦、カタールGPの走行開始を前日に控えたタイミングで、ドゥカティはファクトリーチームの2名に関しては2022年型エンジンではなく、2021年型のアップデート版のエンジンを使用することになった。
この変更はフランチェスコ・バニャイヤが決断したことだと伝えられており、チームメイトのジャック・ミラーはレギュレーションによってバニャイヤと同じエンジンを使用することになった。
ただドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッツィは、2022年型エンジンの出来が悪かったから拒否されたのではなく、ライダーに最適なエンジンを選んだだけだと主張している。
迎えたカタールGP初日の走行で、バニャイヤは総合10番手タイムを記録。彼は使用中の”いいとこ取り”エンジンが「好ましいモノだ」と語っている。
「僕らが2022年型のエンジンを使っていないというのは、真実じゃない」
なぜ2022年型エンジンを使用しないのかと訊かれたバニャイヤは、そう答えた。
「僕らは単純にマンダリカテスト後に決めた可能な限りベストなパッケージを使っているだけだ」
「ドゥカティについてのニュースは、いつも色々な事が書かれていると思う。でも他のメーカーについては、そんなに話されていない。だからドゥカティについてみんなが毎度話したがっているのは、なんだかちょっと不思議だ」
「僕らは自分たちにとってベストなパッケージを使うことを決めた。それはふつうのコトだ。この”いいとこ取り”エンジンが僕は好きだし、過去のものより、新しいものよりも好ましいんだ」
「満足だよ。チームもこのエンジンがベストだとしっかりと自信を持っている。このエンジンはミックスバージョンなんだ。(昨年11月の)ヘレステストでのモノでもなく、セパンテストでのやつでも、マンダリカテストでのモノでもない。今年と昨年のエンジンのいいとこ取りなんだ」
また初日6番手だったチームメイトのミラーも、エンジンに関して同様の質問を受けたが、彼は次のように答えている。
「エンジンは2021年型でもないし、2022年型でもない。ファクトリーチームが選んだのが、”ドゥカティエンジン”なんだ」
「ドゥカティは僕らにベストなモノを、そして最高のチャンスを与えようとしてくれている。だから彼らの決定を100%信頼している。用意されたのがこのバイクだから、それに乗るだけだ」
「不満は無い。彼らのこのプロジェクトへの投資は何百万ドルにも上る。バカな結果になる可能性のあるモノは渡してこないと思う。だから決定を100%信頼している」
「今日は良い気分なんだ。45分間のセッションで、ベストラップにかなり近づいていたからね」
なおバニャイヤはFP1で転倒があったが、彼はその原因としてフロントタイヤが冷えた状態だったことを挙げている。
転倒後のフランチェスコ・バニャイヤ
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「今日のフロントエンドのフィーリングには満足できていない。おそらく、コンデイションもベストではなかったとは思う」と、バニャイヤは言う。
「なぜコーナーエントリーで少し苦しんでいるのか、その理由は既に解明している。だからそこに取り組んでいくし、どうすればいいかはしっかり理解できている」
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