新人で2度表彰台獲得のバスティアニーニ、今季はバイク大幅アップグレード。「期待は大きい」と意気込む
グレシーニ・レーシングのエネア・バスティアニーニは、2022年シーズンに一気に2年分アップデートされたマシンを走らせるが、そのポテンシャルに驚いている様子だ。
写真:: Gresini Racing
2021年シーズンにMotoGPクラスへデビューしたエネア・バスティアニーニ。彼は2022年にグレシーニ・レーシングへと加入し、Moto2からステップアップしてくるファビオ・ディ・ギャナントニオとコンビを組む。
バスティアニーニは、昨年ルーキーながら2度表彰台を獲得する活躍を見せた新進気鋭のライダー。しかも使用していたマシンは、当時2年落ちのモデルとなるデスモセディチGP19だった。
しかし2022年、彼はファクトリースペックのGP21を獲得。マシンの面では大幅に不利な状況が緩和されることになる。
バスティアニーニは昨年11月にヘレスで行なわれたポストシーズンテストでGP21を既に走らせている。チーム体制発表の際、改めてマシンについて訊かれると、彼は2021年型マシンの高いポテンシャルを感じ取っていることを語った。
「この(2021年型の)バイクは今のところヘレスで一度試しただけだ。でも初めて走らせたときには、より簡単に思えたしセッション中にもよりリラックスできたよ」
「プッシュしているときはミスが出てくるけど、最終的にはあまり多くのタイムを失わないようにできた。ブレーキングではまだ限界にあたっていないし、2019年のマシンと比較して、もっとブレーキングを遅らせることができる。しかも動きも落ち着いている」
「これは予選に向けて、素晴らしいことだよ」
またバスティアニーニは2021年型マシンに感じたこととして、コーナリングスピードが速くなっていることも挙げている。
「GP21はテストした当初から、以前乗っていた物よりもフィーリングが良く感じられた」
「でもドゥカティのマシンだ。ドゥカティのDNAというのは、僕にとって最高のものだよ」
「コーナーの中盤でもよりスピードを出していくことが可能だ。これはレースに向けて、そしてタイヤをセーブするという意味でも重要な点だ。ただ僕はそういった部分が自分のレースの一番の問題だったとは思っていない」
そう語ったバスティアニーニ。彼はMotoGPでの2年目に向けて「期待は大きい」と認めているが、そのためにもルーキーイヤーに苦戦した予選ポジションの改善が不可欠だと、改めて課題を語った。
「新シーズンに向けた期待は大きい。去年、特にシーズン後半戦では2度表彰台を獲得したし、自分はMotoGPで競争力を発揮できていたと思うからね」
「僕自身が改善していかなくてはならない。去年はこのカテゴリーについて多くを学んできて、今はシーズンを通じてもっと一貫した走りをする必要があるんだ」
「予選についてもそうだ。僕は去年の予選全部が壊滅的だった。だけど今はこのバイクがあるし、予選アタックを速く走るのをより簡単にしてくれると思う」
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