ペトルッチ、成績低迷は“単なる偶然”? 契約延長後表彰台ナシも首脳陣は擁護

シェア
コメント
ペトルッチ、成績低迷は“単なる偶然”? 契約延長後表彰台ナシも首脳陣は擁護
執筆:
協力: Lewis Duncan
2019/12/28 3:40

ドゥカティのダニーロ・ペトルッチは、2020年の契約延長を勝ち取って以後の成績が低迷したが、スポーティングディレクターは“単なる偶然”だと考えていると語った。

 2019年シーズンからドゥカティファクトリーチームに加入したダニーロ・ペトルッチ。彼の契約は単年のもので、プラマックのジャック・ミラーと2020年のシートを争っていた。

Read Also:

 ペトルッチは第6戦イタリアGPで劇的な初優勝を遂げ、更に連続で表彰台を獲得するなどの活躍を見せた。そして、ドイツGP前には2020年の契約延長を勝ち取った。

 しかし契約延長が決まった後は表彰台を獲得することができず、ポイント面ではそれまでの8戦で108ポイントを稼いだのに対し、後半11戦では68ポイントに留まるなど苦戦が続いた。

 こうした結果だけを見ると、契約延長を勝ち取ったことが影響を及ぼしているようにも思える。しかしドゥカティのスポーティングディレクターを務めるパオロ・チアバッティはそうは考えていないようだ。

「契約(延長)にサインした後と前とで、ダニーロのパフォーマンスが同じではなかったことは、単なる偶然だと思っている」

 チアバッティはそう語る。

「昨年、ホルヘ(ロレンソ)がドゥカティで勝ち始めたのは、離脱が決まった後だった。だから(ペトルッチのことも)単なる偶然だと考えている」

「ダニーロはシーズンを完璧な形でスタートし、連続で3回表彰台に登り、ムジェロでは素晴らしい勝利も挙げた。彼は(契約延長後の)ザクセンリンク(ドイツGP)でもいいレースをしていたよ」

「だがサマーブレイクのあと、何かが変わった。当然ながら我々は彼が前半戦と同レベルに戻れるように取り組んできた……しかしこれまでの所は成功していないんだ」

 ペトルッチの苦戦は明らかで、終盤7戦ではトップ8に入ることなくレースを終えている。

 彼は12位と大きく低迷したアラゴンGPの後に、ドゥカティのスタッフとのミーティングに呼び出された。それでも、前半戦のような力強さを再度発揮すことはできなかった。

「彼が独特のライディングスタイルを持っていることは分かっている。それは彼の身長や、体重によるものだ」

「そのため、特定の状況では他のライダーよりもタイヤに苦しむんだ。一般的に、グリップが低い時に苦戦している」

「とにかく、我々はダニーロが表彰台や勝利を争える能力を持つライダーだと思っている。我々には彼が2019年の前半戦で見せた姿に戻せるように取り組むことが必要だ」

「我々は彼の能力に自信を持っているし、来シーズンも彼と協力して取り組み、2019年前半の“強かった彼”に戻すつもりだよ」

Read Also:

次の記事
ヤマハを引っ張るのはクアルタラロじゃない!「ビニャーレスが”基準”」だと担当クルー

前の記事

ヤマハを引っ張るのはクアルタラロじゃない!「ビニャーレスが”基準”」だと担当クルー

次の記事

2019年に最も読まれた【MotoGP】の記事は? アクセスランキングで振り返る“ゆく年”

2019年に最も読まれた【MotoGP】の記事は? アクセスランキングで振り返る“ゆく年”
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ MotoGP
ドライバー ダニーロ ペトルッチ
チーム Ducati Team 発売中
執筆者 Valentin Khorounzhiy