ドゥカティ、セパンテストでレースペースに苦戦。アプリリアとKTMの突き上げくらう?
ドゥカティはセパンテストにおいて他メーカーのライバルと比して苦戦していた。ライダーのダニーロ・ペトルッチはペースを維持するのに苦労していると、現状を語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2020年シーズンのプレシーズンテストが、2月7日から3日間に渡ってマレーシアのセパン・サーキットで行なわれた。各メーカー、ライダーが新型マシンのテストに勤しんだが、その中でもドゥカティは比較的苦しんでいたと言えるだろう。
2019年のセパンテストで、ドゥカティはダニーロ・ペトルッチを筆頭にタイムシートの1-2-3-4を独占する速さを見せていた。しかし今年のセパンテストでは、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)が総合4番手に入ったものの、ファクトリーチームのペトルッチは総合6番手に入るのがやっとだった。
チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは総合15番手。ただ彼は、最終日にレースシミュレーションを行なった際には、1分59秒台でコンスタントに周回を重ねていた。
しかしマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、さらにアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)といったライバル陣がドヴィツィオーゾよりも、ロングランで速さを見せていた。
「たしかに、ラップタイムで僕はすごく速いわけじゃない」と、ペトルッチは言う。
「ただ先頭からそれほど離れているわけでもない。たしかに去年はドゥカティ4台が先頭に居たのを覚えているけど、それは僕らの求めているものじゃない」
「例えばマーベリックとマルクは完全に別のタイプの仕事をしていたと思う。彼らふたりは速いし、それからエスパルガロもとても速い。リンスや(ファビオ)クアルタラロもね」
「多くのライダーが10周を1分59秒台で走ることができる。そして、僕らはそのペースを維持するのに苦戦しているんだ」
“エスパルガロ”がアプリリアの兄か、KTMの弟ポルのどちらを指しているのかを訊かれると、ペトルッチは「両方だよ、残念ながらね」と軽く答えた。
また、ペトルッチはテストの総括について訊かれると“完全に満足していないことは確か”と認めている。
「まだやるべきことがある。それに多くのライダーが確実に速くなっているから、僕としてはテストにあまり満足していない。でも少なくとも色んなことを理解できたし、それは良かったよ」
ドヴィツィオーゾは15番手タイムでテストを終えたが、彼はより硬いタイヤでベストタイムを記録している。彼はその点はポジティブだとしても、フィーリングはそれほど良くなかったと認めている。
「このテストから分かったことは、マーベリックが本当にレースシミュレーションで強い、ということだ」と、ドヴィツィオーゾはテストを振り返る。
「リンスも本当に快適そうだった」
「僕らはそこからそれほど遠くない。それは良い。ベストタイムも(プラマック/ジャック)ミラーのように硬めのタイヤで出したし、そこも良かった。でも依然として自信はそこまで良くないんだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments