ドゥカティ、ドヴィツィオーゾの将来はオーストリア連戦後に決定。ロレンソ起用も匂わせ?
ドゥカティはアンドレア・ドヴィツィオーゾとの将来の契約について、オーストリア2連戦を経て決定を下すと明言。さらにホルヘ・ロレンソを起用する可能性も匂わせた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2021年のライダーラインアップを確定させていないチームのひとつであるドゥカティは、今週末と来週のオーストリア連戦を経て、アンドレア・ドヴィツィオーゾとの将来について決定を下すと明言。さらにホルヘ・ロレンソを起用する可能性も匂わせた。
新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断されていたMotoGPだが、2021年以降のライダーの契約を巡る動きは早くから活発であり、ヤマハ、ホンダ、スズキ、KTMと4つのファクトリーチームのシートが既に埋まっている状態だ。
ドゥカティはダニーロ・ペトルッチを放出し、後任にプラマックからジャック・ミラーを昇格させることを決定済み。しかしチームのエースであるアンドレア・ドヴィツィオーゾについては条件面で合意できず停滞した状況が続き、決定は8月へ延期されていた。
ドヴィツィオーゾのマネージャーは条件が合わないようなら1年間の休暇にすることすら選択肢であると語っており、その場合後任となるライダーについては、様々な名前が取り沙汰されてきた。
そしてMotoGP第5戦オーストリアGPの初日、ドゥカティはレッドブルリンクで行なわれる2連戦を経て、ドヴィツィオーゾとの将来について決定を下すと明言した。
「我々はドヴィツィオーゾの将来について、オーストリアでのレースの後に決定を下すだろう」
ドゥカティのチームマネージャーを務めるダビデ・タルドッツィはDAZNスペインの取材にそう答えた。
さらにタルドッツィは2018年までドゥカティに在籍し、現在は引退しているホルヘ・ロレンソの起用の可能性についても言及した。彼は7月の段階でロレンソからドゥカティへ売り込みの話があったことを明かしており、当時のタルドッツィは次のようにBT Sportsに語っていた。
「ホルヘとジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)が非常に良い関係を築いているのは明らかだ。彼の誕生日にジジと話して、そのときに彼の心の中で何かが産まれたのかもしれない」
「だがそれは単なるおしゃべりであって、真剣なモノは何もなかった。我々は8月のレースの後に決定を下すだろう」
そしてオーストリアGP初日、タルドッツィはDAZNスペインに対して再びロレンソについて言及。そのトーンには変化が見られた。
「ホルヘはドゥカティで勝利した重要なライダーだ。我々は彼のことを心に留めているが、どうなるか見てみよう」
今季のドヴィツィオーゾはミシュランの新タイヤへの適応に苦戦していることもあり、厳しい戦いが続いている。スペインGPでは3位を獲得したが、アンダルシアGPでは6位、チェコGPでは11位に留まった。
なおドヴィツィオーゾがドゥカティを離脱した際の後任としては、ロレンソ以外にもプラマックのフランチェスコ・バニャイヤや、チェコGPで3位を獲得したヨハン・ザルコ(アビンティア)も候補として噂されている。
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