ドーピング疑惑のイアンノーネ、再検査も陽性か。食品の汚染が原因と弁護士主張
アンドレア・イアンノーネは、ドーピング検査のBサンプル分析結果が陽性だったと判明。ただ、彼の弁護士は意図したものではなく、汚染された食品が原因だと弁護している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2019年12月17日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は第18戦マレーシアGPで採取されたイアンノーネの尿サンプルから蛋白同化ステロイドが検出されたと公表し、アンチ・ドーピング・コードに基づき、暫定的な出場資格停止処分を下した。
イアンノーネは、自身の潔白に自信があると語っており、Bサンプルによる再検査を要求したと見られていた。
そして現時点では、FIMからの公式な続報は出されていないものの、イアンノーネのBサンプルによる検査でも結果は陽性だったと、彼の担当弁護士は認めた。
彼の弁護士は分析結果について、検出された違反物質が基準をわずかに上回る量だったことから、気候条件の厳しいマレーシアGPで脱水が進み、尿が濃縮されたことと関係があると主張。
加えてアジアに滞在した期間に、汚染された食品を偶然摂取したことが原因だと擁護している。
「食品に混入していたことが考えられる。なぜならステロイドは長期的に摂取するもので、時たまのサイクルでとるものではないからだ」と、彼の弁護士は弁護している。
今後は、現在イアンノーネに科されている暫定の制裁が維持される。そして懲戒審査によってイアンノーネに科される懲罰期間が45日以内に決定される。ただイアンノーネは、TAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴えることができ、その場合プロセスは延長されることになる。
科される可能性のあるペナルティ期間は、最大で4年間、最短で3カ月だ。現在30歳のイアンノーネにとって、仮に4年間のペナルティが科された場合、キャリア継続は厳しいと言わざるを得ないだろう。
アプリリア側は今も完全な確証を待っている状態だが、2月のセパンテスト、そして3月の開幕戦カタールGPまでの猶予は少なくなりつつある。
なお、アプリリアが後任として検討していると噂されているのが、テストライダーのブラッドリー・スミスと、ヨハン・ザルコ(アビンティア)の移籍劇で席を追われたカレル・アブラハムだ。
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