MotoGP最終戦ポルトガルGP、一転無観客に。F1で露呈した対策の甘さが一因?
2020年のMotoGP最終戦となるポルトガルGPだが、新型コロナウイルス感染が再拡大していることから、当初予定されていた観客の入場は中止。無観客試合となることが決定された。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
新型コロナウイルスのパンデミックの影響でMotoGPの2020年シーズンは大きく開催カレンダーが変更。最終戦となる第15戦には、MotoGP初開催のポルトガルのアルガルヴェ・サーキットが選定された。
11月20〜22日に予定されているポルトガルGPでは当初、イベント主催者は5万人の観客を招くことを期待していた。しかし同国首相のアントニオ・コスタによって、ポルトガルGPは無観客試合となることが発表された。
ポルトガルはヨーロッパの中でも新型コロナウイルスの感染を最もコントロールできていた国のひとつだったが、ここ最近は感染者数が急増し、政府は規制を強めつつあった。
同国のスポーツ紙A Bolaの報道によると、この決定はアルガルヴェ・サーキットで10月下旬に行なわれたF1ポルトガルGPにおいて2万5千人以上の観客が入場していたものの、そこでソーシャルディスタンスやマスク着用といった基本的なルールが守られていなかったことを受け、コスタ首相が決定を下したという経緯のようだ。
コスタ首相はパンデミック対策を発表する会見の中で、次のようにポルトガルGPについて語っている。
「プロモーターには一般の観客入場を許可しないようにと既に伝えている。(F1)グランプリで起こったことは容認できないないものであり、繰り返すことはできない」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments