ジャック・ミラーのリタイア、原因は“捨てバイザー”がエアフィルターに詰まった事
エミリア・ロマーニャGPの決勝をリタイアで終えたジャック・ミラーだが、その原因はファビオ・クアルタラロのティアオフシールドがエアフィルターを覆ってしまったことだと判明した。
Jack Miller, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPで、ジャック・ミラー(プラマック)はスタートから序盤は好調な走りを見せていたが、8周目にピットインを選択しリタイア。レースをノーポイントで終えた。
マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とオープニングラップから競り合っていたミラーだったが、彼は4周目には5番手にまでポジションを落としていた。その際、ミラーはマシンがパワーを失っていることに気が付き、結局はレースを諦めざるを得なかった。
ミラー本人のSNS投稿によると、このリタイアの原因はファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)のヘルメットのティアオフシールド(捨てバイザー)がマシンのエアフィルターを覆ってしまったことのようだ。
彼の投稿した写真にはクアルタラロのナンバーである20が記されたティアオフシールドが写されており、2周目にマシンがシールドを吸い込んでしまったと説明されている。
「残念だけど、2周目に僕のマシンはティアオフシールドを吸い込んで、エアフィルターを塞いでしまった。レースは時にとても残酷になることがあるんだ」
今回ミラーはノーポイントでレースを終えたことで、ランキング3番手から6番手に転落。首位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とのポイント差は20ポイントに拡大している。
なおティアオフシールドによるトラブルはF1においても発生しており、近年もブレーキダクトに詰まる事によるオーバーヒートなどの問題を引き起こしている。
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