エスパルガロ弟「ザルコへの助言は出来ない」……KTM適応に必要なのは”時間”か?

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エスパルガロ弟「ザルコへの助言は出来ない」……KTM適応に必要なのは”時間”か?
執筆:
2019/04/10 10:03

ポル・エスパルガロはチームメイトのヨハン・ザルコに対し、KTMへの移行にあたりどうやって上手く操縦するかについては“アドバイスは出来ない”と語っている。

 2019年シーズン、テック3ヤマハからKTMへ移籍したヨハン・ザルコだが、KTMのマシンRC16でのレースは開幕戦、第2戦共に15位フィニッシュとタフなレースとなった。

 ザルコは第2戦アルゼンチンGPの終了後に、“自分のすること全てが上手くいかない”と認めており、新たなマシンでの苦戦によって“ヘトヘト”になったと話していた。

 KTMのモータースポーツ部門のトップ、ピット・ベイラーは、ザルコがスピードを獲得することが予想よりも遅れていると話している。これまでの所、エスパルガロが10ポイント獲得したのに対して、ザルコは2ポイントに留まっている。

 KTM3年目となるエスパルガロだが、彼はザルコがそうした状況に耐え、学ぶ必要があると考えている。

「ここはファクトリーチームで、良い契約金、良いマシンがあり、注目もある。もちろん大きな期待もあるけれどね」

 エスパルガロはそう話す。

「ここではライダーが全てを上手くこなす必要があるんだ」

「ザルコがとても良いライダーなのは分かっている。才能があって、僕よりも落ち着いている。だから僕は彼に何もアドバイスをすることが出来ない。彼は僕よりも上手くできるはずだからね」

「ピットは昨年、僕とブラッドリー(スミス)を批判していた。そして同じことをザルコにしている。だけど、ピットは僕らを良くしようとしているんだ。僕らは違う方向ではなく、同じ方向を向く必要がある」

「ザルコがマシンに適応するために時間が必要なのは確かだ。それと、僕は彼が本当に速いことを疑ってはいない」

「2018年には彼は開幕戦でポールポジションを獲得している。アルゼンチンでは表彰台にも上がっているんだ。僕らはザルコの事を良いライダーじゃないとは言えないんだ。僕たち全員が、彼がMotoGPでトップレベルに居たことを覚えておく必要がある。彼には時間が必要で、いずれ(トップへ)到達するだろう」

 ただエスパルガロは、ザルコがKTMへ適応することは、“2017年のようにマシンをいちから開発すること”ほどは難しくないと言い、過去に比べるとマシンは改善されていると話している。

「1年目のカタールでのマシンと、今の物を比べたら、誰も信じられないだろう」

「このマシンは白紙の状態から始まっていて、僕らはマシンをゼロから開発する必要があった。本当に難しいことだったよ」

 エスパルガロは続ける。

「僕は沢山クラッシュしてしまったけれど、それがマシンのせいだとは言わない。だけどそれは限界まで攻める必要があったからこそ、時々起こってしまったんだ」

「ザルコは僕らがこのプロジェクトを初めた時よりも、確実に良いマシンを得ている。だが彼のレベルに見合うわけではないし、彼が過去のポジションに戻るためにも、まだ十分な物ではない」

 エスパルガロはアルゼンチンGPでの自身の10位フィニッシュもあり、KTMがトップを争うのは時間の問題だと確信しているようだ。

「僕はスタートからこのチームに所属している。マシンは全てが新しく、多大な努力が必要なことは分かっていた。だけど、僕らはそれを実行してきた」

「タイムシートをチェックすれば、最初のカタールでのレースよりもかなり接近している事が分かるだろう(注:2017年はトップから33秒差、2019年は12秒差)。そして、僕らがこのまま成長を続けたなら、トップにすぐ到達できるはずなんだ」

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