KTMでの成功はホンダで再現できる! エスパルガロ弟、低迷するホンダ移籍に後悔無し
2021年にレプソル・ホンダへ移籍するポル・エスパルガロは、KTMで表彰台を獲得できたように、ホンダでも同じような成功を収められると自信を示した。
Pol Espargaro, Red Bull KTM Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2021年シーズンに、KTMからレプソル・ホンダへ移籍するポル・エスパルガロ。彼はホンダでもKTMでの成功を再現できると考えている。
ホンダは過去7シーズンで6度のライダーズタイトルをマルク・マルケスの手によって獲得するなど、他を寄せ付けない実績を示してきた。しかし2020年はマルケスが怪我で欠場してしまい、一気に低迷。表彰台すら依然として獲得できておらず、サテライトチームのLCRホンダの中上貴晶が陣営を引っ張る状況となった。
マルケスの不在と深刻な不振はホンダのマシン開発の哲学に対し疑問を投げかけることになった。しかしチームマネージャーのアルベルト・プーチやLCRホンダのカル・クラッチローはマシン開発の哲学を変更する必要はないと考えている。
一方、KTM陣営は今季になって大幅に戦闘力を増し、既に優勝を2回記録。エスパルガロも何度も優勝を争い、2度表彰台を獲得している。こうした中で低迷するホンダへの移籍を選んだことに後悔はないのか? そう尋ねられたエスパルガロだが、彼はKTMでの成功をホンダでも再現できると自信を見せた。
「通常、決定を下すときはより良い方向に向けて下すものだ。そして同じように、その時に知りうる全ての事実を知ったうえで決定を下すんだ」
エスパルガロはそう語る。
「事実を机の上に並べ、決定を下す必要がある瞬間に、最善の選択肢を選ぶんだ」
「だから今僕はホンダとより速く走れると思っている。そう思わないのなら、決定を下す時に状況が悪くなるような決断はしていないはずだ」
「決定した瞬間には、全てのモノがテーブルに乗っていて、そして自分がより良いと思うものを選択するんだ」
「だから今その時に遡って、『こうすべきだった』とか『今思うと悪い選択だった』なんて言うのは時間の無駄だ。その時その時で、より良い方向へ向けた決断をしているからだ」
「状況が悪化する選択を、そうなると知りながらも決めたなら、それは愚かだ。でも今、僕はホンダでも同じような結果を出せると本当に自信を持っているんだ」
「もしそうじゃなかったとしても、僕は時間をかけて、過去4年間KTMとやってきたように戦っていくつもりだ」
「4年前、カタールで(KTMと)走り出したけど、今僕らは表彰台に登っている。だから僕がそれをできれば、ホンダでも再び戦っていけるだろう」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments