KTMの進歩はアンビリーバブル! ポル・エスパルガロ「ドゥカティも遠くない」

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KTMの進歩はアンビリーバブル! ポル・エスパルガロ「ドゥカティも遠くない」
執筆:
2019/02/14 6:25

KTMの新型マシンは昨年と比較して、レースペースで0.5秒以上の“信じられない程の”改善を得ているとポル・エスパルガロは考えている。

 今シーズンで最高峰クラス参戦3年目となるKTM。継続してKTMから参戦するポル・エスパルガロは、2019年仕様のマシンに信じられない程の改善があったと語っている。

 そのKTMは今シーズン、ライダーラインナップを変更。エスパルガロのチームメイトとして、ヨハン・ザルコを獲得した。そして、さらにマシン開発を加速させるため、新たにテック3をサテライトチームとしている。

 2月6日〜8日にはセパン・サーキットでMotoGP公式テストが行われた。テスト最終日にはザルコがトップから1.4秒差で、エスパルガロよりも1つ上の17番手タイムを記録している。

 トップから大きく離されたタイムだったにもかかわらず、エスパルガロはユーズドタイヤでのペースに非常に励まされたと話している。

 昨シーズンに比べてどのくらいKTMが進歩したかという質問に、エスパルガロは「0.5秒は速くなっていると思う」と答えた。

「昨シーズンは2分1秒415あたりのリズム(レースペース)だった。今回のテストのお昼頃には2分0秒045くらいのリズムだったと思う。だから、これは信じられない程の、物凄いステップなんだ」

「タイヤがスピンし始めると多くのグリップを失っていた。そこから、電子制御とリヤセッティングでグリップを向上させて、上手く走ることができた」

「1周のタイムアタックでは、少しの改善だった。ただ、ミスがなければもう少し(タイムは)良かったと思う。だけど、リズムやコンスタントさでは、僕たちはもっと良かったから、満足している」

 しかし、エスパルガロはKTMがレースでこうした改善を活かすためには、新タイヤ使用時のスピードの改善に取り組む必要があると強調している。

「1周アタックのタイムでは僕たちはそれ程速くない」

 エスパルガロはそう認めている。

「(トップから)1.4秒遅れている。完璧なラップを刻めたとしても大体1.2秒は離れているだろう。それはかなりの差だ」

「ドゥカティはレースペースでは0.2秒くらい速いが、そう遠くはない。でも、新タイヤを履いた時、ドゥカティは僕らに1秒差を付けてくる。この絞り出せない0.8秒は、僕らが考える必要のある物だ」

 また、チームメイトのザルコは、彼がKTMに加えたいと考えている“大きな変化”が開幕戦カタールGPには間に合わないだろうと語っている。また、彼はKTMのマシン、RC16が前進するためには、低速コーナーからの脱出加速を改善することが主な問題だと特定したと話している。

「たとえこのエンジンが興味深いものだったとしても、僕たちは低回転域から力強い、より良いエンジンを手に入れることが必要だと感じている」

「トップクラスの選手について走った時に、彼らは、エンジンのパワーだけでなく、タイヤのグリップを使って加速していることが分かる」

「この部分(エンジンとグリップ)は僕たちが改善する必要がある場所だ。僕自身が疲れて、タイヤも消耗している時にマシンが(彼らのように)できれば、僕は満足だ」

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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント セパン公式テスト
ドライバー ポル エスパルガロ
チーム レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
執筆者 Jamie Klein