「今のホンダは前より安全」エスパルガロ弟、2度目のアルガルヴェでバイク大進歩を実感
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは、前回アルガルヴェで走行した4月から、マシンは大幅な進歩を遂げており、今ではより安全に乗れるようになったと感じている。
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは、アルガルヴェ・サーキットでの今季2度目のレースとなるアルガルヴェGPでの走行を通じて、マシンが大きく改善していることを感じられたと話している。
今シーズン、MotoGPは4月にアルガルヴェ・サーキットで第3戦ポルトガルGPを行なっている。しかし新型コロナウイルスのパンデミックによるカレンダー再編の影響で、シーズン終盤にアルガルヴェで2度目のレースが行なわれる運びとなった。
エスパルガロはアルガルヴェGP初日をFP1を7番手、FP2では5番手タイムを記録。前戦エミリア・ロマーニャGPで2位を獲得した好調さが続いているように見える。
彼はシーズン序盤のポルトガルGPの時と比べるとマシンが大きく改善されており、特に”安全に”乗れるようになったと考えている。
初日の走行を終えたエスパルガロは「まあ、実際のコンディションは素晴らしいモノではなかった」と口を開き、さらにこう続けた。
「グリップは凄く良いわけじゃないし、まだその部分では結構苦しんでいる。でもセットアップでいい方向に持っていこうと、より競争力を上げようと試しているんだ」
「でも僕たちはここで(4月に)走った時から、素晴らしい歩みを踏み出せたと思う。特に安全性の点だ。僕はここでひどいクラッシュをしたし、アレックス(マルケス/LCRホンダ)もクラッシュしていた」
「パフォーマンスは現時点では最高ではない。タイヤのパフォーマンスを完全に使えていないように思うんだ。中にはリヤにハードタイヤを使っているライダーもいたけど、僕らにとっては(ハードを使うことは)結構難しいし、不可能に近いと思う。十分に熱を入れられないんだ」
「それがホンダがミディアムやハードタイヤ、ソフトですら苦戦している理由だ。でもラップタイムはまともなモノだし、ポジションも最悪ということはない」
「でも2日目のことを考えると、改善する必要がある。直接予選Q2へ進むことが必要だけど、これも簡単ではないからね」
またエスパルガロはエミリア・ロマーニャGPで2017年以来となるホンダのワンツーフィニッシュを果たしたことが、チームに「信じられないほどの後押し」をもたらしたとコメント。アルガルヴェGP初日には、シーズン序盤から悩まされてきたリヤグリップの問題が最小限だったと話した。
「僕らがちょっと速くなったのは確かだ」と、エスパルガロ。
「ミサノで達成した結果があって、自信がより増した。そのことが信じられないほどの後押しになって、僕らもできる、という多くの自信になったんだ」
「以前は主にリヤグリップの面で苦戦していた。かなりひどいクラッシュも経験したし、アレックスも相当なクラッシュだったのを憶えている」
「特に今年序盤、コーナー入り口への進入ではリヤが浮いてしまうことに苦戦していた。それにリヤグリップ自体を生み出していくことにも問題を抱えていたんだ」
「そして今日、問題はありつつもそれは最小限だった。そのおかげでトラクションやコーナリング、コーナリングスピードの部分は助けられたよ」
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