苦戦するエスパルガロ弟、スティリアGP決勝に“ハリケーン”を所望「ドライだと競争力が無いから……」
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは、スティリアGP決勝に向けてはドライコンディションで競争力に乏しいため、大雨も歓迎すると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2021年シーズン後半戦が開始されたが、レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは予選15番手と苦戦。決勝レースに向けてはウエットレースになることも歓迎すると語った。
初日の段階で、エスパルガロはマシンのフィーリングに満足していると語っていたが、2日目になると以前から続くリヤグリップとトラクションの問題が再発してしまったと説明している。
日曜日の決勝レースでは雨予報も出ており、ライダーからは安全性を懸念する声も上がっている。ただエスパルガロとしては競争力を欠いた現状で何か結果を持ち帰るためには、大雨になった方がチャンスはあると主張している。
「もしハリケーンになっても、僕はコースに向かう。僕らはドライコンディションでは十分な競争力がないからね」と、エスパルガロは言う。
Pol Espargaro, Repsol Honda Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「だからウエットコンディションなら、少しでも何かができるかもしれない」
「明日は雨になってくれることを期待している。皆が怖がって、そこから僕らが得る物があることをね。僕らにはいいペースが無い。バイクが上手く機能していないんだ」
「予選ではより良い結果を出すために必死で解決策を探したんだけど、明らかに上手くいかなかった」
「だから明日、天候が変化して嵐になってくれれば、何か良いこともあるかもしれない」
エスパルガロは今回の苦戦については、トラクションとグリップが不足していることが問題だと語る。
「トラクションが無いんだ。これはサマーブレイク前に抱えていたのと、同じ問題だ」
「エッジグリップもゼロと言って良い。(立ち上がりで)ストレートでマシンを起こす時にも完全に(タイヤが)スピンしてしまっていることで、タイヤを過熱させてしまうんだ。そしてマシンの減速も難しくなってしまう」
「僕はリヤブレーキを多用するタイプなんだけど、コーナー中盤のブレーキングではリヤブレーキをかけながら曲がることもある。だけどここでは使えていないし、レバーに触ることもできない」
「そのせいでライディングスタイルが殺されてしまって、ラップタイムを縮めたり、速く走ることができていない。凄く苦戦してしまっているんだ」
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