エスパルガロ、イギリスGP好調な滑り出しで期待感大。しかしタイヤ管理に課題「日曜日をどう改善するかだ」
MotoGPイギリスGPで好調なアレイシ・エスパルガロは、マシンの調子とペースが良いと語っている。ただ2日目以降を楽観視してはいない様子だ。
Aleix Espargaró, Aprilia Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦イギリスGPで初日から好調なアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、2日目以降のセッションをあまり楽観視していないという。
エスパルガロはFP1では3番手、プラクティスでも2番手タイムを記録。両セッションでトップタイムだったホルヘ・マルティン(プラマック)を僅差で追いかけている。
エスパルガロは第8戦オランダGPで転倒した際に、右手の第5中手骨を骨折。第9戦ドイツGPでは出走できるかを確かめるために参加したが、痛みが激しかったことで欠場していた。
そのため、サマーブレイクを挟んだ今回のイギリスGPは復帰戦となっているが、彼は身体の状態については「かなり気になるけど、耐えられる痛みだ」と説明している。
そうした状況で好調な走りを見せているエスパルガロ。彼としても、調子は良いと感じられているという。なおアプリリアは今回、エアロをアップデートし、パフォーマンス向上を狙っている。
「ドイツGPでは1周しか走らなかったから、かなり間が空いてしまったけど、今日は良い1日になったね。バイクは上手く機能してくれているし、良いペースがある」
エスパルガロはそう語る。
「(ドゥカティに対しての)マージンがあるというのは、ちょっと野心的すぎる。まず日曜日をどう改善するかを把握しないといけない」
「土曜日はだいたい良い位置にいるんだ。スプリントでは2人とも勝っているし、バイクも予選でうまく機能してくれている。でも日曜日のタイヤマネジメントの面では僕らは何もできていない」
「速いペースのあったレースでも、最後は5秒差で負けてしまうんだ。問題を解決するために、何をすべきかを知る必要があるけど、ドゥカティがどうやっているのかは分からない」
そう語るエスパルガロは、“現実”を突きつけられたくは無いと言う。ただ戦いには参加できるはずだという自信も持っている。
「現実を突きつけられたくはないけど、戦いには加われると思う。ミディアムタイヤで1分59秒前半を何周も記録しているし、ソフトでは1分57秒台を出せた」
「金曜日はとても良い感じで走れているよ。でも先程も言ったようにドゥカティは日曜日はもっと良くなってくるだろうからね」
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