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期待はずれ? アレイシ・エスパルガロ、2020シーズンを「楽しめていない」

アレイシ・エスパルガロは2020年シーズンの戦いでアプリリアRS-GPのライディングを「あまり楽しめていない」と認め、今は“非常に悪いポジション”で戦っていると語った。

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team Gresini

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPの2020年シーズンは既に後半戦に突入したが、アプリリアは苦戦が続いている。チームを引っ張るアレイシ・エスパルガロが今季、トップ10フィニッシュを記録できたのはチェコGPでの1回のみで、獲得ポイント22のランク17番手に留まっている。

 2020年シーズン、アプリリアはマシンを大幅に刷新してきており、セパンとカタールの2度の冬季テストでは順調な走り出しを見せていた。しかしシーズンが開始されると、エンジンの問題に見舞われ、パワーを制限して走行する必要に迫られた。

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 第9戦カタルニアGPでは最終的に12位フィニッシュと、今回もトップ10を逃したアレイシだが、今は完走することが重要だと語った。

「状況は簡単じゃない。かなり悪いポジションを争っているから、全然楽しめていないんだ」

 アレイシはそう語った。

「だけどレースを経るごとにコンマ1秒を削って、可能な限り最善な形でシーズンを終えたいと思っているんだ」

「特に先週(エミリア・ロマーニャGP)のクラッシュあと、このレースを完走することはとても重要だった。エンジニアそして経験という意味で、レースではより多くのデータを得られるからね」

「このエンジンは全力走行をするとダメージを負い、レースに悪影響を及ぼす。だからフィニッシュできたことには満足している」

「繰り返しになるけど、完走が大事なことは分かっている。でも表彰台からこれだけ遠い位置でのフィニッシュには、満足できていない」

「それが僕のすべきことだから、レースを完走しなくちゃいけなかった。でも僕はもっと(表彰台の)近くでフィニッシュしたいんだ」

 カタルニアGPは今季のレースの中でもとりわけ低温のコンディションでのレースとなった。そして、アプリリアにとってこうしたコンディションは苦戦に繋がるとアレイシは言い、次戦フランスGPでもこうした状況に直面する確立は高いと予想した。

「ジャケットを使うことになると予想しているよ」

 フランスGPへの予想を訊かれたアレイシは、そう答えた。

「通常僕らのバイクは寒いコンディションではあまり上手く機能しないんだ」

「今週末僕らは苦戦した。ただ通常、マレーシアとカタールでのテストは暖かい。タイやアルゼンチンでは競争力があっただろう」

「それからアッセンのような寒いトラック、たまにドイツやル・マンもそうだけど、そこへ行くと僕らは少し苦戦する」

「だからタイヤに熱を入れるためのバイクのセッティングやバランスについて、少し考える必要があるね」

 

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