アレイシ・エスパルガロ、アプリリアと契約延長間近。キャリア“最後”の契約かも?
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、2021年以降の契約延長についてチームと話し合いを進めており、合意は間近だと認めた上で、キャリア最後の契約となる可能性も示唆した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPに参戦するアレイシ・エスパルガロは、2017年からアプリリアに所属してきた。MotoGPに新規参戦したチームをこれまで引っ張ってきたが、どうやら2021年以降もアプリリアでレースを戦うことになりそうだ。
なおエスパルガロのアプリリアでの最高成績はこれまでの3シーズンで6位。ランキングでは14位にとどまっている。
今季、アプリリアはこれまでとは全く異なる新型のV4エンジンを載せた新マシンを投入。エスパルガロによると、その新マシンから好感触が得られたことが、チームに留まる決め手だったという。
またエスパルガロは今回の合意に近づいている契約延長が2年以上のものとなりそうなこと、そしてこれが、MotoGPで最後の契約になる可能性を示唆した。
「最も重要なことは、プレシーズンテストを良い後味で終えることができたという点だ」と、エスパルガロはmotorsport.comに語った。
「過去3年間待ってきた変化が、2回のテストで見え、とても満足いく結果になった」
「話し合いは数週間前までは停滞していたけど、僕らは合意までかなり近づいている」
「キャリアもあまり多くは残っていないし、アプリリアにいることに僕はかなり満足している。それから僕の最大の望みは、このマシンを上手く機能させるようにして、チームから引退することだといつも言ってきた。アプリリアと契約を延長したら、それが僕の最後の契約になると思う」
「それが2年かそれ以上になるかはわからない。でもプロジェクトが僕を納得させるのに好ましいものだったなら、僕はキャリアをここで終えるだろう」
「この技術的なプロジェクトがこれからも、そして将来に渡って成長を続けていくことを願っているし、そうであればチームのリーダーで有り続けたいと思っている」
エスパルガロはアプリリアでのこれまでの3シーズンに、3名の異なるチームメイトを迎えてきた。昨年からはアンドレア・イアンノーネがチームメイトとなったが、彼はドーピング疑惑によって今季の出場が不可能となった場合、また新たなチームメイトを迎え入れることになるかもしれない。
アプリリアはイアンノーネを維持しようという姿勢を見せているが、もし不可能だった場合、ドゥカティのファクトリーチームから放出されると見られているダニーロ・ペトルッチが後任候補だと言われている。
エスパルガロはドゥカティがジャック・ミラーをファクトリーチームに昇格させ、ペトルッチをおそらく外すだろうと見られている状況について、優勝ライダーがミラーに取って代わられるのは残念だと語った。
「アプリリアが僕とアンドレアの組み合わせで継続したいと思っているのはわかっている。でも状況が混乱していることも知っている」
「僕が良くないと思っているのは、ダニーロの扱いだ。彼はレースで勝っただけではなく、去年はミラーと同じくらいポイントを稼いでいた(※実際にはペトルッチ176pt、ミラー165ptでペトルッチが上回っている)。今、ジャック・ミラーは新たなケーシー・ストーナーだと見られていて、ダニーロは良くないと思われている。でも去年は同じバイクで同じくらいポイントを稼いでいるんだ」
「ただ結局時間が全てを癒すもので、ジャックはファクトリーマシンを獲得して、上手くやるだろう。彼は若く才能もあるからね。ドゥカティがどうなるか、まあ見てみよう」
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