アレイシ・エスパルガロ、2022年チャンピオン候補として迎えた日本GP以降は「リラックスしてレースを楽しむだけ」
2022年のMotoGPチャンピオン候補として日本GPを迎えたアプリリアのアレイシ・エスパルガロは、シーズン終盤に向けて「リラックスして臨める」と語っている。
写真:: Dorna
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは日本GPを前に、2022年のMotoGPタイトル獲得に向けて緊張することなく臨めていると語った。
2010年にMotoGPデビューを果たし、2012年からはフル参戦を開始したエスパルガロ。今年で33歳を迎えた彼は、今季のアルゼンチンGPで最高峰クラス初優勝を果たした。
その勝利以降、エスパルガロはさらに5回の表彰台獲得。前戦アラゴンGPで3位に入ったことで、ランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とのポイント差はわずか17点と、タイトル争いの渦中にある。
日本GPを含め今シーズンは残り5戦。エスパルガロは表彰台獲得が増えたシーズン中盤こそタイトル争いを意識し過ぎていたものの、佳境を迎えた現在では「よりリラックスして」レースを楽しめていると明かした。
「シーズン中盤、毎戦のように表彰台を獲得するようになると、プレッシャーを感じ始めた。シーズン終盤はタイトル争いに加わるチャンスがあったからね」
エスパルガロは日本GPに先立つ木曜日にそう語った。
「でも今はもう少しリラックスできている。レースをしていない時も、レースをしているときも、今年は家族と一緒に楽しめている」
「今年経験してきた一瞬一瞬は全て、生涯忘れることはないだろう」
「だから僕はリラックスできているんだ。チャンスはあると分かっているから、開幕戦以降と同じことを続けるだけ……ミスなく、できる限り楽しんで、リラックスするんだ」
Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
今年の日本GPは、新型コロナウイルスの影響により2019年以来3年ぶりの開催となる。
そのためエスパルガロは、MotoGPクラスで2回以上もてぎを走ったことのある9名のフルタイムライダーのうちひとり。一方で、タイトル争いのライバルであるクアルタラロとフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はともに、2019年に一度走っただけだ。
そうした経験値の差が日本GPで活きてくるともとも思えるが、エスパルガロは2019年以降の勢力図の変化を考えると、もてぎでの経験は意味を成さないと考えているようだ。
「そんなに重要じゃないと思う」と彼は言う。
「先日、2019年のレースを観ていたんだけど、ファビオは超良いレースをしていたね。ルーキーイヤーでマルク(マルケス/レプソル・ホンダ)から1秒差……これって難しいことだよ」
「ペッコ(バニャイヤの愛称)も一度レースをしているけど、僕らはみんな軽・中量級のレースをここでやってきている。だからサーキットは分かっているよ」
「2019年からバイクも大きく変わったし、装備も刷新された。ミシュランタイヤのカーカスも新しくなっているし、みんなにとって新鮮なレースになると思う」
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