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エスパルガロ弟、苦戦原因は痛めた肋骨? 「息するのもキツイ」状況に直面

レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは第11戦オランダGPにおいても、ドイツGP中の転倒によって痛めた肋骨に予想以上に苦しめられていると語った。

Pol Espargaro, Repsol Honda Team, practice start

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第11戦オランダGPの初日走行を18番手と後方で終えたレプソル・ホンダのポル・エスパルガロだが、前戦ドイツGPでの転倒によって痛めた身体が予想以上の影響を及ぼしているようだ。

 ザクセンリンクで行われたドイツGPで、エスパルガロは初日に2度転倒。それによって肋骨を痛め、決勝レースには出場したものの途中でリタイアを選ばざるを得なかった。

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 それから1週間。連戦のオランダGPでは回復が進み、より上手くいくことをエスパルガロは期待していたが、実際にはまだまだ身体の状態が厳しいようだ。

 ウエットで行われたFP1では3番手と好発進を見せたエスパルガロ。しかし彼によると、路面がどんどん乾いていくコンディションとなったFP2では、肋骨と背中の痛みで「呼吸するのにも苦労する」状況だったという。

「ここではもっと良くなっていることを期待していたんだ」と、初日の走行を終えたエスパルガロは語った。

「FP1ではウエットでソフトタイヤを使って走ると、良いフィーリングがあった」

「今朝は速さがあって、3番手に並んでいた。でも午後にはソフトタイヤを使用しても……トラックが厳しいコンディションになっていて、かなり不安があった」

「そしてプッシュすると、すぐに肋骨と背中が痛みはじめてしまった」

「肋骨にかかる力を補うために、背中にある筋肉と腹部の筋肉が緊張してしまって、背中が信じられないほど縮こまってしまった」

「空気を吸うのにも苦戦していて、セッションの後には話すのに苦労することもあった」

「この状況は厳しいものだった。背中がこんな状況になるとは予想していなかったし、今の感じているほど酷いものになるとは思ってもいなかった」

「今は治療を受けて、抗炎症剤を飲んで明日に向けてどうなるか、乗れそうか様子を見るよ」

「速く走ったり、いいパフォーマンスを出せなければ、ライディングする意味がないんだ」

 なおエスパルガロは、ドイツGP後の月曜日は”ベッドから起き上がることすら”できなかったほど体調が酷いものだったと明かしている。ただ、オランダGP前の水曜日と木曜日には感覚が良くなってきていたと話した。

 ホンダ陣営は苦しいレースが続いており、ドイツGPでは完走がステファン・ブラドルのみで、レースはノーポイントで終了。オランダGPでも初日はホンダ勢最上位の中上貴晶(LCRホンダ)でもトップ10入りを逃すなど、依然として状況は芳しくないものが続いている。

 
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