アプリリアついに表彰台! エスパルガロ兄「移籍のビニャーレスにとって“後退”ではないと証明」
アプリリアはMotoGPイギリスGPにおいて、アレイシ・エスパルガロの手によって初表彰台を獲得。今後マーベリック・ビニャーレスの加入を控えているが、エスパルガロはヤマハからの移籍が“後退”ではないと証明できたと考えている。
Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team Gresini
Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアは2021年のMotoGP第12戦イギリスGPで、2015年の最高峰クラス参戦以来初めての表彰台を獲得。自身2度目の表彰台となったアレイシ・エスパルガロは、新たに加入するチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスにとって、ヤマハからの移籍が“後退”ではないと証明できたと考えている。
エスパルガロはイギリスGP予選で2列目6番手を確保。20周の決勝が始まると、スタートでポジションを上げて表彰台圏内に躍り出た。
終盤、エスパルガロは3番手をジャック・ミラー(ドゥカティ)と激しく争うことになったが、鬼気迫る走りでこの戦いを制し3位を獲得。アプリリアにとってMotoGPクラスでの初表彰台を持ち帰った。
この表彰台から遡ること2週間。アプリリアはヤマハを離脱したマーベリック・ビニャーレスとの契約を発表している。トップチームからの移籍ということもあり、厳しい視線も向けられていたが、エスパルガロは今回の結果で移籍が“後退”ではないと示せたと考えている。
「マーベリックについては、まあそう言われるのは分かる。今シーズン初めに『お前はヤマハを離脱して、アプリリアへ行くんだ』と言われれば、“10歩後退だ”と言ってもそれは仕方がないだろう」と、エスパルガロは話す。
Race winner Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing, second place Alex Rins, Team Suzuki MotoGP, third place Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team Gresini
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「ヤマハでのレースを終えたのは素晴らしい事ではないのも確かだ。だけど悪いことでもない。アプリリアには競争力のあるバイクがあるからね」
「僕らはまだヤマハのレベルには届いていないというのは事実だ。だけど進歩している最中だし、彼はアプリリアでのライディングを楽しめると思う」
「もちろん、彼はアプリリアのマシンに適応する必要はある。ヤマハとはまったく異なるマシンだからね。でも僕が今日示したように、このマシンは進化しているんだ」
なおエスパルガロは最終ラップのミラーとの攻防について語ると、2番手のアレックス・リンス(スズキ)を追うことに集中していたため、アプローチにミスがあったのだと明かした。
「ラストラップ、僕は大きなミスを犯した。というのも僕はアレックスを追ってアタックすることにだけ集中していて、他の誰かが来ていることは全く気にしていなかった」
「それが大きなミスに繋がった。(ヴィレッジに向かう)シケインで、スペースを開けっ放しだったんだ」
「でも今日はとてもスムーズかつクレバーに乗っていたから、リヤタイヤも温存できていた。それでジャックよりもトラクションが良かったから、3番手を取り戻すことができた。今日の表彰台は僕のものだったよ。そう確信している」
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