「マルケスはCOTA最速のライダーだと示した」ホンダ上層部、アメリカズGPの6位に感銘
ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、MotoGPアメリカズGPでマルク・マルケスが信じられないようなパフォーマンスを示したことに感銘を受けたという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第4戦アメリカズGPで、レプソル・ホンダのマルク・マルケスは6位入賞。優勝はならなかったが、最後方からの追い上げにはチームマネージャーも感銘を受けているようだ。
マルケスは第2戦インドネシアGPで転倒し、右目に複視を抱えてしまった。そこからの復帰戦が、今回のアメリカズGPだった。
そしてマルケスは決勝を9番グリッドからスタートしたが、マシンにメカニカルな問題があり一気に最後方までポジションを落とす事態となってしまった。しかしサーキット・オブ・ジ・アメリカズで7勝を誇るだけあり、以後は怒涛の追い上げを開始。ちぎっては投げ、ちぎっては投げの連続オーバーテイクを繰り広げ、最終的に6位までポジションを大幅に上げてのフィニッシュとなった。
「正直に言って、マルクは本当に印象的なレースをした」
ホンダのチームマネージャー、アルベルト・プーチはそうレース後に語った。
「スタートではメカニカルな問題に見舞われてしまった。そこは残念だ。ホンダは何が起こったのか、問題と解決策を調査している」
「しかしそうした状況ですら、マルクは克服した。最初のコーナーを抜け、バイクが上手く機能し始めると、真のペースを示すことができた。最後方から追い上げ、優勝から6秒差でのフィニッシュを果たした。皆も理解できたと思うが、オースティンで最速のライダーだと明らかにしたんだ。信じられないほどのパフォーマンスだった」
「マルクはインドネシア、そしてアルゼンチンでは走ることができなかった。だから我々としても、あのクラッシュのあとにここテキサスで彼が走ることができて非常に嬉しく思う。ここで彼は普段どおりにそのレベルを示すことができた。彼は他のライダーの一歩先を行くライダーなんだ」
ホンダにとって開幕からの4レースは理想的なものとはなっていない。表彰台はポル・エスパルガロが開幕戦で獲得した3位の1回だけで、マルケスも怪我で2戦を欠場してしまった。
しかしプーチはマルケスがまだトップから40ポイントしか離されていないと語り、残りのレースに向けて可能性が残されている主張した。
「これからヨーロッパラウンドに向かうが、ポルティマオ、ヘレスとマルクが好んでいるコースでの連戦となる。そして、チャンピオンシップ争いはまだ分からない」
「マルクは2レースを欠場したものの、ポイントリーダーからは40ポイント差にすぎない。史上最長である今シーズンはまだ300ポイント以上(獲得できる可能性が)残っているんだ。今シーズンは色々なことが起こりうるだろう」
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