F1はMotoGPを見習うべき? ドルナCEO、プライベートチーム支援に自負

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F1はMotoGPを見習うべき? ドルナCEO、プライベートチーム支援に自負
執筆:
2019/03/23 7:27

MotoGPを運営するドルナスポーツのCEOは、MotoGPの財政支援システムがF1より優れていると見ているようだ。

 F1は長らく、中団チームをトップチームへ近づける方法を見つける必要性について話し合ってきた。2019年シーズン開幕戦オーストラリアGPのクラス分けが、まさにそれを表していると言えるだろう。

 オーストラリアGPで、ケビン・マグヌッセン(ハース)は6位、“ベスト・オブ・レスト”となったが、勝者のバルテリ・ボッタス(メルセデス)からは1分半近く離されているのだ。

 だが、こうした問題がMotoGPには存在していないことは、カタールGPの結果を見れば明らかだろう。カタールGPでは、カル・クラッチロー(LCRホンダ)が3位を獲得。クラッチローは2019年型のホンダのマシンを駆っていたが、彼の所属はルーチョ・チェッキネロが代表を務める独立チームなのだ。

 そうした面で、両カテゴリーがかけ離れているのは間違いない。MotoGPではコンストラクターがプライベートチームへマシン全体を提供しているが、一方のF1では、マニュファクチャラーが他チームへ供給できるコンポーネントは限られている。

 しかし、その背後に全く異なる経済モデルが存在していることもまた明らかだ。だが、それでもF1はMotoGPから何かを学ぶ必要があるだろう。

 MotoGPを運営するドルナ・スポーツのCEO、カルメロ・エスペレータはAutoHebdoのインタビューで、そう強調した。

「我々の協定はドルナとチーム、双方に利益をもたらす物だ。我々のシステムはF1で行われているものとは異なっている。(MotoGPでは)ファクトリーチームよりも、プライベートチームへより多くの資金を支払うんだ」

 それは、最も有力なチームが多くの分配金を得る、F1で起こる事とは正反対と言える。それだけではなく、MotoGPではファクトリーチームがプライベートチームへマシンを供給した場合、彼らはドルナの支援を受けることが出来る。

「プライベートチームへマシンを供給する決定を下した場合、そのチームは財務支援を受ける権利がある。我々はプライベートチームが競争力を高め、チャンスを持つことを可能にする解決策を見つけたんだ」

 エスペレータCEOはそう語る。

 また、F1が技術的要素を重視しているとしたら、MotoGPは“人”を信じていると言う。

「我々は、MotoGPは人間が最も重要な要素のスポーツだと考えている。MotoGPは世界で最も優れた2輪レースショーであり、それは世界中から優れたライダーを集めているからだ」

「我々の目標は、彼らの才能を発揮させるための最善の機会を提供し、保証する仕組みを作り上げることだ。MotoGPが魅力的だとしたら、それはこうした理由によるものだろう」

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シリーズ F1 , MotoGP
執筆者 Matteo Nugnes
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