新型コロナへの希望“ワクチン”、MotoGPは年内接種完了を望む。ドルナCEO語る
MotoGPを運営するドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは、現在世界各国で摂取が始まっている新型コロナウイルスに対するワクチンについて、パドックメンバー全員が年内に摂取を終えることを望んでいる。
写真:: MotoGP
新型コロナウイルスの世界的流行は未だに収束せず、拡大を続けている。MotoGPもその影響を大きく受けているが、運営するドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは年内にパドックメンバー全員がワクチン摂取を終えることを望んでいると語った。
2021年も感染の勢いが止まらない新型コロナウイルス。しかしMotoGPは今季全20戦の開催を目指しており、昨年のようにレース数が大幅に減少することは避けたいとしている。
「今年のチャンピオンシップの目標は、少なくとも18戦を開催することだ」
エスペレータCEOはスペインのDiario AS紙にそう語った。
「予定されている20戦を行なえたならより良いだろう。我々は3月から11月の間に少なくとも18戦実施することを望んでいる。仮にそうできないのなら、それに適応していくことになる」
ただ既報の通り既に南北アメリカ大陸での2戦は日時未定で延期となり、セパン・サーキットでのテストも中止となるなど、ウイルスは開幕前から大きな影響を及ぼしている。
エスペレータCEOは新型コロナワクチン接種が重要な要素になると睨んでいる。しかしワクチンには優先接種の対象条件などが存在するため、パドックの人員の接種が“2021年中に終了すれば”という希望を述べるに留まった。
「我々は様々な可能性を注視している。ワクチンの接種はまだハイリスクな人々が優先されており、通常の人にはまだの状態だ。私としては皆がワクチン接種を今年終えられればいいと思っている。我々は各国当局とコンタクトをとっているが、状況を見ていくことになるだろう」
また昨シーズンを怪我で欠場したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の復帰に関する点を尋ねられると、エスペレータCEOは次のように答えている。
「マルクは自分に必要なことをする必要があり、それは何も心配する必要のないことだ。もちろん彼がグリッドにいることは重要だが、プレッシャーはかけたくないんだ」
「私はマルクとは定期的に話をしているが彼は上手くやっていて元気そうだ。彼はカレンダーについては気にせずできる限り早く回復することに集中してるんだ」
右腕骨折で計3度の手術が必要となったマルケス。彼は1度目の手術の後、埋め込んだプレートが破損したことで2度目の手術が必要となったが、最近になり治療を担当した医師らと、ホンダそしてマルケスの間で原因などを巡り対立が発生しており、ホンダが調査を進めているという憶測も立っていた。
エスペレータCEOはこの件にも言及し、それらの憶測は根も葉もないモノで、ホンダが調査を行なっている事実はないと断言した。
「それはデマで、嘘だ。私はホンダと話をしているが、マスコミの言っているようなことは間違いなくない。調査についても何もない」
「間違いなくフェイクニュースだ。ホンダが調査を行なっているというのは嘘だ」
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