V4新型マシンの船出、クアルタラロからは「今のところ悪い」と厳しい評価。現行車の問題残る
ファビオ・クアルタラロはミサノテストで開発中V4マシンをテストしたが、まだフィーリングは現行の直4マシンよりも良いとは言えないようだ。
MotoGPは9月15日にミサノ・サーキットで公式テストを実施。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)はここで開発中のV4マシンを走らせたが、まだ現行直4マシンを超えるモノにはなっていないようだ。
近年苦戦が続いてきたヤマハは、V4エンジンを搭載する新マシンの開発に着手。2025年シーズンを通じ、この新マシンは注目を集めてきた。
クアルタラロにとって、今回のミサノテストがV4マシンを走らせる2度目の機会。前回はカタルニアGP後のプライベートテストでV4マシンに乗った。
クアルタラロはV4マシンについて、前回のテストではポジティブな点を感じられたものの、今回のミサノでは今のところ現行の直4マシンよりもフィーリングが良くないと認めた。
「今のところは悪いね」
直4の現行マシンと比べたフィーリングを尋ねられたクアルタラロは、そう答えた。
「バルセロナでは違いを感じられて、僕としては良い方向だった。ここミサノでは、まだその変化を感じられていない」
「今のところは僕らが本当に改善を必要としている部分で、何も改善が見られていないんだ。でも、チームも言っているようにまだ理論的に改善の余地がある」
ヤマハはV4エンジンを搭載する新型YZR-M1のポテンシャルを保証しているのか? クアルタラロはこの問いに対しては「ポテンシャルについての質問は答えないよ」と語るにとどめた。
ヤマハは直4エンジンの限界に達していると判断し、V4エンジン搭載の新たなバイクの開発に向けて舵を切った。しかしクアルタラロは、エンジン形式を変更するだけでヤマハの命運が好転するとは確信していないという。
「V4エンジンが僕らの問題すべてを解決してくれるとは思っていない。バルセロナ(前回V4車両を試したプライベートテスト)でもここでも、依然として同じ問題があるからだ」
「バルセロナでは少し良かったよ。でもあそこのコースはとてもスムーズだからね。ミサノのターン1~3や、ターン11~13のような直線的なコーナーはそう多くない。(バルセロナは)ひとつひとつのコーナーがはっきりしていて、コーナー間の時間が長い。でもこのバイクは凄くアグレッシブだから、まだすべきことがあるんだ」
なおサンマリノGPでこのV4マシンを初めて実戦試験として走らせたアウグスト・フェルナンデス(テストライダー)は、マシンのフロントエンドに抱える問題を指摘した。
クアルタラロはこの点について訊かれると「フロントのフィーリングの問題じゃなく、旋回性の問題だ」と答え、更にこう続けた。
「もちろん、直4のフィーリングはとても良い。これは僕らのバイクの最大の強みなんだ。でもそれが唯一の強みでもあるんだ」
「このV4は今のところ少し悪いかもしれないけど、他に本当に良い点は分かっていない。だからこそ、僕らはテストを続けて、何ができるのかを探っていきたいんだ」
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