ドゥカティ、ファクトリーの2台は2021年のエンジンを使用へ。新エンジンの進歩物足りず?
ドゥカティのファクトリーチームは、2022年のMotoGP開幕を前に、2021年のエンジンを使用することを選択したようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、2022年シーズンのMotoGP開幕を前に、2021年のエンジンを使用することを決断。レギュレーションにより、チームメイトのジャック・ミラーも同様の仕様でシーズンを戦うことになる。
いよいよ今週末のカタールGPから、史上最多21戦のシーズンが始まるMotoGP。ほとんどのライダーはプレシーズンテストで5日間ほどの走行を経て、開幕に臨む。
昨年、タイトルを獲得したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に次ぐランキング2位にバニャイヤが入っていることもあり、ドゥカティは2022年もタイトル争いで主役を担うことになると思われている。
そんなドゥカティの2022年型バイクの開発は堅実なスタートを切ったようだが、ライダーたちは新しいエンジンの出力特性が少し攻撃的すぎると指摘していた。
motorsport.comの調べによると、バニャイヤは開幕直前のこのタイミングで、2022年エンジンではなく、アップデートされた2021年仕様エンジンを使用することを決定したようだ。ドゥカティは2022年のバイクを改造し、前年のエンジンを搭載することになる。
また、MotoGPの技術規則により、チームメイトのミラーも同様の仕様でシーズンを戦うことになる。
両ライダーが使用することになるエンジンは、インドネシアのマンダリカで2月に行なわれたテストで試されたもので、マレーシアのテストで2022年仕様のエンジンが前年モデルに比べて十分に向上していないことが確認されたため、インドネシアに持ち込まれたのだという。
コンセッション(優遇措置)がないメーカーはシーズン中のエンジン開発が許されていないため、ドゥカティは昨年のエンジンとそのアップデート版、2022年仕様のエンジンをマンダリカで比較し、評価をしていたようだ。
今季は、バニャイヤとミラーが2022年のバイクに2021年のエンジンを載せた”ハイブリッド”仕様のバイクを使う一方、サテライトチームのプラマック、VR46のルカ・マリーニは2022年仕様のエンジンを使う予定だという。
ドゥカティは今季、4チーム8台のバイクを投入するが、グレシーニの2台とVR46のマルコ・ベッツェッキは2021年型のバイクを使うことになる。
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