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捨てバイザー踏んでスタート大失敗……アプリリア、ベッツェッキ被害から規制強化を訴え

MotoGP第4戦スペインGPで、コース上に落ちていた捨てバイザーを踏んだマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がスタートに失敗。チームはこれを受け、規制強化を訴えている。

Start action

写真:: MotoGP Sports Entertainment Group

 アプリリアは、MotoGPにおけるティアオフシールド(使い捨てのバイザー保護フィルム、いわゆる捨てバイザー)について、より厳格なルールの導入を求めている。これは、マルコ・ベッツェッキがMotoGPスペインGPのスプリントレースで、スタート時に捨てバイザーを踏んだことで不利益を被ったことを受けてのものだ。

 ランキング首位のベッツェッキはスペインGPで予選2番手を獲得したが、グリッドに向かう最終コーナーでアレックス・マルケス(グレシーニ)が投げ捨てた捨てバイザーがベッツェッキのマシンのフロントカウルに引っかかったり、スタート時にそれが脱落。その捨てバイザーを踏んだことで酷いホイールスピンを起こしたこと加速が鈍り、トップ10圏外へと後退した。

 ベッツェッキはこのスプリントレースを雨の影響でクラッシュして終えたものの、捨てバイザーによって受けた悪影響をチームは重要視しており、規制強化を求めている。

 

 アプリリアのチームマネージャーであるパオロ・ボノーラは、当時の状況を国際中継の中で次のように語った。

「残念ながら、スタート直後の数メートルでひどいホイールスピンが発生してしまった」

「ティアオフがリヤタイヤのすぐ前にあったことを確認している。右のウイングにひっかかっており、それがリヤタイヤの前に落ちたんだ」

 ティアオフがスタート失敗の原因となった事例はこれ以前にもあった。

 2024年のオーストラリアGPではマルク・マルケスがバイザーに大きな虫が当たったことで捨てバイザーを剥がした結果、それを踏んでしまいスタートに失敗したことは記憶に新しい。なおこの時マルケスは大逆転で勝利している。

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 マルケスのような事例から、リスクを避けるためにライダーに対してはグリッドでは捨てバイザーを捨てないように指示されている。しかしボノーラはそれでは十分ではないと主張する。

「これは解決すべき問題だ。シーズン序盤にも議論したが、グリッド上で外さないというだけでは不十分であることが明らかになった」

「ティアオフを外しても良い場所を明確に定める必要がある。例えば5コーナーから6コーナーのストレート区間で外すよう指示すれば、最終セクターに入る前に問題を排除できるため非常に有効だろう。今回は不運な出来事だった」

 捨てバイザーは踏んでスリップしたりエアインテークに詰まったりと、様々なトラブルを引き起こしてきた。2020年にはジャック・ミラーが、自身のレースを”終わらせた”原因のティアオフをチャリティオークションに出品するというユーモラスな対応を見せたこともあった。

 F1でも同様の問題がある。捨てバイザーがブレーキダクトを塞いでしまったり、ウイングに引っかかってしまうケースが、長年にわたって多発してきた。2016年には一時的にコース上への捨てることが禁止されたが、その後この決定は撤回されている。

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