ジョナス・フォルガー、GASGASで負傷エスパルガロ弟の代役に決定。第3戦アメリカズGPから参戦へ

　MotoGPに参戦するテック3・GASGASは、負傷欠場中のポル・エスパルガロ代役として、第3戦アメリカズGPからジョナス・フォルガーを起用することを明らかにした。

　エスパルガロは今年からGASGASへ加入する形でKTM陣営に復帰。苦しんだホンダ時代から再起を図ろうとしていた。

　しかし開幕戦ポルトガルGPのフリー走行中に激しくクラッシュし、肺挫傷に加え、脊椎と顎の骨折を負ってしまい、レースは欠場せざるをえなかった。

　エスパルガロの復帰時期は明らかにされておらず、第2戦アルゼンチンGPも欠場。チームは代役を立てておらず、アウグスト・フェルナンデスの1人体制で今回のレースに挑む。

　そして3月31日、GASGASは第3戦アメリカズGPではエスパルガロの代役としてフォルガーを起用することを明らかにした。

　フォルガーは2017年にテック3・ヤマハ（現在のGASGAS）からMotoGPクラスに参戦。表彰台も獲得していたが、体調面で問題を抱えてしまいMotoGPを去ることになった。その後はスーパーバイク世界選手権などに参戦し、2023年からはKTMのテストライダーに就任していた。

　今回の発表にあたり、チームマネージャーのニコラス・ゴヨンは次のようにコメントを寄せている。

「ポルが完全に回復するまで、時間が必要なことは明らかだった。我々は彼と共にあるし、連絡は常に取り合っている」

「彼の準備が整うまでの間、テストライダーであり最近のMotoGPの経験を持つジョナスは、代役として完璧だった」

「彼とは良い思い出があり、プレシーズンにはセパンで共にテストを行なった。素晴らしい人物だし、彼を歓迎したいと思っている」