FP2で2台揃ってトップ10入り。スズキ、もてぎに新フェアリング投入
執筆: Jamie Klein
スズキのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは、日本GPの金曜フリー走行で新しいフェアリングを試した。

日本GPの初日フリー走行で、スズキのふたりのライダーは、アップグレード版の新しいボディワークを試した。午前中はアレックス・リンスのみがこれを使ったが、午後のセッションでは、チームメイトのアンドレア・イアンノーネもこれを試している。
この結果、FP2ではイアンノーネが7位、リンスが10位と揃ってトップ10入りを果たした。また、FP1でも、新ボディワークを試したリンスのみが8番手に入っている。
今回投入された”口ひげ”タイプのフェアリングは、スズキが今年使用した中でふたつ目のモノ。最初に投入された”空力”フェアリングは、プレシーズンテストで登場した後、複数回レースでも使われることになった。
ただこの新しいフェアリングは、最近のレースでドゥカティやアプリリアが使ったモノによく似ている。口ひげ状に左右下方に伸ばされたウイングが、ダウンフォースを発生するのだ。
「新しいフェアリングは、ウイリーを抑制するのに少し役立つ」
新フェアリングがどんな効果をもたらすのかと尋ねられたイアンノーネは、そう答えた。
「興味深いことだと思う。だって今年は誰もが、このエリアに注目しているからね。スズキがこういう新しいパーツを持ってきてくれることを、とても嬉しく思う」
今季厳しいシーズンを過ごしてきたイアンノーネ。ここまでの最高位は7位と低迷している。しかしもてぎでは力強いパフォーマンスを見せることができると期待しているようだ。
「今日に関しては、僕は満足だ。今までで一番良い金曜日だよ」
そうイアンノーネは語った。
「今朝のセッションでは、バイクはとても良い感触だった」
「午後には、ペースとラップタイムを改善した。そして、トップ10に入ることができたんだ。良い週末になりそうだし、良いチャンスがあると思う」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 日本GP |
ロケーション | ツインリンクもてぎ |
ドライバー | アレックス リンス , アンドレア イアンノーネ |
チーム | Team Suzuki MotoGP |
執筆者 | Jamie Klein |
FP2で2台揃ってトップ10入り。スズキ、もてぎに新フェアリング投入
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